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弱点を強みに変える! あなたもまわりも元気にさせる心理術「リフレーミング」

どうして私って言いたいことが言えないんだろう……なんて悩みは誰にでもありますよね? でも、これは見方を変えれば、あなたが人に気を使ったり、協調性があるやさしい性格だから、とも言えます。これがリフレーミング。弱点だと思っている部分をポジティブに言い換えると、見る見る元気が湧いてくるはずです。それをうまく活用すると、もっとコミュニケーションが円滑に進むはず。
スムーズに進めたい恋愛や対人関係、自分の中のわだかまり。これがあるなら、リフレーミングをちょっと試してみませんか?

まずは自分にリフレーミング

半分ジュースが入ったグラスを差し出されたとして、これをあなたは「半分しか入ってない」と怒るのか、「こんなにくれるの!?」とうれしく思うのか、です。ものごとの良しあしは、自分がどう思うかで決まるということ。同じグラスを見てもポジティブに受け取るのと、ネガティブに受け取るのとではずいぶんちがうと思いませんか?
「忙しいからここまでしかできなかった」のを「忙しい中、よくここまでがんばった」と思うようになると、少し楽になれますよね。

さて、あなたの思う自分の弱点を挙げてみてください。「ねたみやすい」ならそれは「理想がある」と言い換えられるでしょうし、「ルーズ」ならそれは「おおらか」と言えるでしょう。「自分がない」→「一歩譲れる」、「鈍感」→「肝が据わっている」などなど、発想の転換で強みに変わるはずです。
弱点だと思うから自分を責める材料になるだけで、リフレーミングでポジティブな言葉に置き換えてみると、自信につながるはずですよ。実はあなたって、とても魅力的なんです!

まわりにもリフレーミングを

好きな人に好かれたいと思う場合でも、苦手な人とうまくやりたいと思う場合でも、このリフレーミングを活用すれば状況を変えることができます。この場合のポイントは、あなたが相手に対してリフレーミングしてあげる、ということ。そしてそれを、きちんと伝えてください。

相手が「つい思ったことを言ってしまう」と落ち込んでいたら、「自分の言いたいことをしっかり言えるって大事だと思う」と伝えてください。
「忘れ物が多い」と言うなら、「忘れ物をしても何とかなる運の持ち主ってことじゃないかな」、「こだわりやすい」なら「感性が鋭いってことだと思う」などです。相手はそう言われて気持ちが楽になりますし、気持ちを楽にしてくれたあなたにも好感を持ちます。これで距離が縮まるはずですよ。

まとめ

あなたが落ち込んでいるとき、まわりが落ち込んでいるとき、ポジティブ思考へと転換させることがリフレーミング。まずは自分を元気づける癖をつけると、自然に発想の転換は行えるようになります。それに短所の数だけ、それが魅力にもなるということですよね。自分を魅力的に変えるだけでなく、まわりの魅力も引き出してあげましょう。のびのびとした毎日が過ごせるようになるはずです。

(鈴木ナナ)

※この記事は2016年03月27日に公開されたものです

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