私のこと、ちゃんと好き? 男性が愛情表現をしてくれない理由~男の生態を知るQ&A vol.4~
彼に「好きだ」とか「愛してる」とか、言われたことがないという女性って、意外に多いのでは? 日本人男性は、愛情表現が下手とは言われるけれど、たまには何か言ってくれないと、愛されているかどうか不安になってしまうもの。男性が愛情表現をしてくれないのはなぜなのか。愛情表現をしてもらうためには、どうすればいいのか……。そんな女性が気になる男性の心理について、結婚・恋愛問題のカウンセラー、石井希尚さんに伺いました。
日本男性に“愛している”の言葉は期待しないほうがいい
「ここには言語的なハードルがあります。そもそも“愛”という言葉は、“人間愛”“人類愛”のように、大きな概念としては使うけれども、男が1対1の男女間で、日常的に使うことばではありません。だから日本の男性からは、『愛している』と言ってもらおうと期待しないほうがいいんです」と石井さん。
とはいえ「安心したい」という欲求が強い女性が、愛情表現を必要とするのも理解できる、と話す石井さん。男女間で差がある「求める愛情表現」の溝を埋めるためには、彼のタイプをよく見極めたうえで、愛情表現ができるよう、自分からリードしていくしかないんだとか。
彼のタイプに見合った愛情表現をしてもらうのが◎
まず、彼のタイプを見極めるときには、「無口かおしゃべりか」「日ごろロマンチックな表現を使うかどうか」など、普段の会話の様子から判断することができるそう。
「おしゃべりでロマンチックな表現を使う人だったら、付き合いはじめのころは『愛している』に近い表現をしてくれたのでは? その場合は、以前のことを思い出してくれるように仕向ける。『何で言ってくれなくなったの!』と断罪してはいけませんよ。一緒に恋愛ドラマを見ながら『前はこんなこと言ってくれたよね』と、甘えておねだりするくらいがちょうどいいですね」
一方で、無口でロマンチックな表現もしない男性には、愛情表現のハードルをぐっと下げてあげることが必要なのだとか。
「無口だったり、普段ロマンチックな言葉選びをしないタイプの男性は、メールにハートマークをつけて送るのにも抵抗がある。まして『愛してる』なんて絶対に口にしないでしょう。だからせめて『いつもありがとう』とか『君のおかげだよ』とか、感謝の気持ちが伝わる表現をしてもらえるようにおねだりする。それを愛情表現として“察して”あげるんです。また、それを少しでもやってくれたら、大感激してあげることが重要。彼女が喜んでくれるのは彼にとってうれしいこと。それを続けていけば、愛情が感じられる言葉を言ってくれるようになるでしょう」
愛情表現を求めるなら、男性の教育が大事!?
とにかく、愛情表現に関しては、女性が男性を教育していくスタンスが重要なのだそう。
「女性は頭を撫でてもらったり、ハグしてもらうのも好き。愛の言葉がなくても、そういうスキンシップがあれば満足できる。でも、それも知らない男性が多いんです。想像力がなく、自分が愛情表現やスキンシップを必要としてないから、相手も必要としていないと思ってしまうんです。ですから、女性が教育してあげないと、男性から愛情表現は得られないと思ったほうがいいですね」
男性に愛情表現を学習してもらうためには、ネコのようにかわいく、おねだり上手に。そして笑顔を絶やさず、がコツだそう。
「彼がキスしてくれない、ハグしてくれないなら、自分からいく。彼が頭を撫でてくれないなら、自分の頭に彼の手を持っていく。もし彼が自主的にやってくれたら、ものすごく喜ぶ。男性がいい気分になって、『またやろうかな』と思ってくれるようにするんです。こうしたことを地道に続けていけば、どんなに鈍感な男性だって、学習していきますよ」
さいごに
「『愛している』と直接言葉にしてもらうことは期待せず、それに近い感謝の言葉やスキンシップで、彼の愛情を“察して”あげられるようにすること。愛情の表現の仕方は、女性が男性をリードし、学習してもらうように仕向けましょう」
(ヤマダケイコ/六識)
※この記事は2016年02月18日に公開されたものです