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【女の嘆き】結婚できないのは理想が高すぎるから!? 自分に合う相手を見つける方法とは?

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

<今回の嘆き>
20代を仕事と自分磨きに捧げてきたおかげで、充実した日々を送っている私。決して不幸せではないのですが、どんな相手と結婚すればいいのかわかりません。いいなと思う人はだいたい既婚者だし、見た目や性格がまあまあでも同年代だと貯金や年収面で物足りない。かといって、かなり年上の初婚男性や離婚歴のある男性となると、そもそも性格やライフスタイルに難がありそうで敬遠してしまいます。適当な相手がいないまま30代に突入するのは避けたいのですが、どこかで妥協が必要なのでしょうか。

このように、「自分にふさわしい条件の男性かどうか」を、厳しい目で査定しがちなのは、自分のことが大好きで、努力によって素敵なライフスタイルを手にしてきた女性や、自分の両親の価値観や家風を踏襲している女性に多いのではないでしょうか。前者だと、「お金も時間も自分に投資してきたのよ、安売りするものですか!」という本音があるでしょうし、後者だと、「結婚式や親戚まわりで恥をかくような相手は、絶対無理!」という気持ちがあることでしょう。

自分を安売りしないこと、そして誰からも祝福される結婚をすることは、どちらも大切なこと。でも、自分がなにを基準にして結婚相手を選ぶのかというポイントを押さえていないと、条件ばかりが気になって迷走してしまいます。自分の性格をきちんと認識したり、どんな結婚生活を送りたいのかを明らかにしたりすることが先決です。

女の嘆きの処方箋

その1 自分の大まかな性格傾向を知っておく

自分の性格傾向と相手の性格傾向の組み合わせによって、結婚生活のイメージは大きく異なってきます。性格傾向をざっくり大きく分けると、外交的なタイプと内向的なタイプに分かれます。それぞれの特徴にどれくらい該当するか、セルフチェックをしてみましょう。

<外交タイプの特徴>
・初対面の人とも、そつなく話せる
・体裁や人の評価をけっこう気にする
・褒め言葉や羨望のまなざしが心の滋養
・サプライズで人を喜ばせるのが好き
・流行には敏感で、ひと通りチェックする
・勝ち負けがからむと、かなり燃えてしまう

<内向タイプの特徴>
・初めての場になじむのは時間がかかる
・気の利いた言葉がとっさに出にくい
・人に注目されなくてもコツコツがんばれる
・広く浅くより、狭く深くの交友関係
・ひとつのことを掘り下げるのは得意
・流行にはあまり左右されない

多くチェックがついたほうが、普段あなたにあらわれやすい性格傾向と言えます。どんな人でも、外交と内向どちらの性格傾向も持っているので厳密ではないのですが、だいたいの傾向をとらえることはできます。

その2 自分の性格傾向がいきる婚活をする

まわりの人たちから「素敵ね」「羨ましいわ」と言われることで、あらためて幸せを噛みしめる外向タイプ。人がどう評価しようと、自分が幸せならそれで満足という内向タイプ。あなたはどちらに近かったでしょうか。どちらがいいとか悪いということではなく、幸せを感じるポイントがちがうということ。それだけでも、結婚相手を選ぶときの基準として役に立ちます。下記に男女の性格傾向ごとに4通りの組み合わせをシミュレーションしてみましたので、パートナー選びの参考にしてみてください。

(1)外交タイプ同士
人からの賞賛や承認を必要とする外向タイプ同士なら、一緒に夢を叶えるパートナーになれるかも。凝った演出の結婚式を企画してゲストも一緒に楽しめるようにしたり、お互いの誕生日に仲間を巻き込んでサプライズを仕掛けたり、結婚後もホームパーティやバーベキューなどを家族ぐるみで楽しんだりできるでしょう。2人の幸せな暮らしは、リアルタイムでSNSや年賀状などでこまめに共有されるはずなので、大切な人たちといつもつながっていられるような感覚の結婚生活になるのではないでしょうか。

(2)内向タイプ同士
人の評価はさておき、自分の気持ちで幸福度をはかる内向タイプ同士だと、ともに人生を慈しむパートナーになれるかも。自分たちさえ納得すればなんでも決断できるので、いつのまにか入籍を済ませていたり、2人きりでひっそり式を挙げていたりして、周囲には事後報告のみなんてこともあるかも。まわりからは見えにくくても、2人は時の経過とともに着々と深いパートナーシップを築いていくはず。2人の自宅を訪ねた人は、満ち足りた2人の笑顔と幸福感ただよう生活空間に癒される……そんな結婚生活になるのではないでしょうか。

(3)自分が外向タイプで、彼が内向タイプ
人の評価や態度に影響されて、感情のアップダウンがあるあなた。そして、自分の中に確固とした軸がある安定した彼。新婚当初は地味で物足りなく感じるかもしれませんが、噛めば噛むほど味が出るのが内向タイプの特徴。ただし、外向タイプには理解しがたいのですが、内向タイプは頻繁にひとりになりたがります。それは、あなたのことが嫌いなのではなく、内面のチューニングが必要なだけ。いろいろ気をまわさずに待っていれば必ず戻ってきます。お互いのちがいを尊重し合えたら、彼はあなたの頼もしい安全基地になってくれるはずだし、あなたは保守的な彼の人生にドラマティックな風を運んであげられるはず。そんな組み合わせです。

(4)自分が内向タイプで、彼が外向タイプ
ひとりの時間も豊かに過ごせるあなたと、常に外の世界に新しいことを求め、交際範囲の広い彼。黙ってみていると、家庭を顧みることなく仕事や社交に没頭してしまう彼に対して寂しさを感じがちな組み合わせかも。寂しさを変に抑えて理屈っぽく問い詰めると、彼に煙たがられてしまいます。外向タイプが安定して輝くには、外の世界とのつながりが不可欠なことを理解し、「たくさんの人の愛で、彼のメンテナンスが成り立っている。お世話になります、みなさん」というくらいの気持ちでどんと構えて。寂しい気もちは、限界まで我慢が募る前にさらりと小出しに伝えるのが円満の秘訣。

いかがでしょうか。もちろん、外向、内向、という特徴だけですべての相性がわかるわけではありませんが、たくさんの出会いの中から将来を共に描けるパートナーを見つけるときには、大まかな指標になるかもしれませんね。

※画像は本文と関係ありません

(心理カウンセラー:三吉野愛子)

※この記事は2015年11月18日に公開されたものです

三吉野愛子

1978年、福岡県生まれ。2001年、東京学芸大学教育学部を卒業し、教育系広告代理店に勤務しながら心理カウンセリングを学ぶ。2005年より心理カウンセラーとして活動するかたわら、TV、ラジオ、雑誌の企画監修などを手がける。著書に『恋愛ダメ子の診療所』(日経ウーマン選書)。現在、東京を拠点に、現在、心理カウンセラーとして活動中。

●三吉野愛子カウンセリングオフィス ブログ
http://blog.goo.ne.jp/dearlife_2015

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