合わない人の特徴と原因。ストレスを感じない付き合い方とは
合わない人との付き合い方
職場のそりが合わない人とうまくやっていきたい場合は、以下のようなことをやってみてください。
(1)一線を引く
そりが合わないところがあっても、私は私、相手は相手と一線を引いて、距離をとります。心理的な距離が近いとぶつかることが増えるので、意識的に距離を置きましょう。
(2)仕事に集中する
職場の人なので、なかよくしようと思うよりも、それなりに付き合うことを考えましょう。仕事をしっかりと行うことをメインにします。
(3)相手のどこが嫌なのかを考えてみる
そりが合わないなと感じる相手について、具体的にどの部分が気になるのかを考えてみます。嫌な理由がはっきりすると、それだけでも気分が楽になることがあります。
(4)自分ごととして捉えてみる
自分にも、相手の嫌な部分と同じ様なところがないかを考えて、自分ごととして捉えてみます。相手の嫌な姿は自分自身だと思って見てみると、自分の言動に気づくきっかけになるかもしれません。
(5)自分の中の正しさにこだわらない
こうするべきというルールにこだわり、「自分の考えが正しい」と思っていると、相手が常にまちがっていることになります。正しさを追求すると、穏やかな心を保つことは難しく、自分も相手も幸せになれない結論に行き着いてしまいます。
(6)相手のいいところを見つける
嫌だなと思っていると、ネガティブなところばかりが目について悪循環です。ときには、あえて相手のいいところに注目し、「こういうところは嫌だけど、こういうところは尊敬できるな」と見つけてみましょう。「こういうところ素敵ですね」と相手に直接伝えるのもいい方法です。
(7)相手を理解する
自分と相手とのちがいを理解し、ありのままに受け入れます。「あの人は、こんなふうに考えているんだ」と、受け取ります。相手を変えようとしたり否定するのではなく、ちがいを見つけることを意識します。
それでも合わないと感じた時の対処法は?
付き合い方のコツを実践したものの、それでもうまく行かなかった場合は、心に余裕がない状態のときかもしれません。心に余裕がないと、相手を理解したり受け入れたりするというのは難しいことです。合わないと感じるのは悪いことではないので、無理をしないようにしましょう。
(1)「合わない」ことを受け入れる
「合わないんだからしょうがないよね」と思って、自分の好き嫌いを受け入れてしまうことが大切です。
優しい人はつい、「合わないって思っちゃダメ」、「嫌いになってはいけない」、「みんなと平等に接しなければならない」と思ってしまいがち。合わない相手に、エネルギーを使うのは勿体ないので、無理に相手に合わせたり、うまくやれない自分を責めたりする必要は全くありません。
自分の気持ちに素直になって、合わないなりの付き合い方をすればいいんです。「うまくできない自分」も許してあげましょう。「しょうがないよね、私、十分頑張ってるよね」と、肩の力を抜きましょう。
(2)相手と距離をとった上で考えを変える
合わないと認めた上で、相手との距離を上手にとって、心地よくいられるように自分の考え方や発想を変えていきましょう。
そりが合わない人の嫌な部分は、自分が嫌っている自分自身の姿であると気づくことができると、自分を知るいいきっかけになります。合わない人とは距離をとって、上手に付き合っていきましょう。
▶次のページでは、「職場の人間と合わないから辞める」はありなのか解説します。