逃げるが勝ち? オンナ同士の派閥争いに巻き込まれない方法4選
共感をベースに相手とつながりがちな女性は、気の合う者同士でかたまります。それがエスカレートして、いわゆる派閥争いに発展することも。向こうのグループを負かしたい、こちらが人数で上回りたい……。そんなドロドロした戦いに巻き込まれないためには、どうしたらよいでしょうか。働く女性に教えてもらいました
平和を保ちつつ、どの派閥にも属さない
・「誰の派閥にも参加しないようにしている」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
・「自分からグループはつくらないオーラを出してみる」(29歳/学校・教育関連/専門職)
・「基本的に誰ともつるまないで広く浅く付き合う」(32歳/金融・証券/営業職)
・「適度に距離を置き、適宜仲のいい友人を変えて派閥に属さないようにする。もちろん、コウモリだとばれない程度に」(27歳/金融・証券/事務系専門職)
・「全員と平等に付き合う」(28歳/情報・IT/営業職)
派閥をつくる人たちは、自分サイドの人間を増やしたがります。「人数が多いほうが勝ち」という価値観なのでしょうか。魔の手が自分に向かってきても、スルリとかわしましょう。ただし、逆恨みをされても困るので険悪にならないよう、やんわりと「お断り」の空気を漂わせて。
余計なひと言を発しない
・「自分の意見をなるべく言わない。同意も否定もせず、『聞いてるだけ』スタンス」(25歳/情報・IT/技術職)
・「誰の悪口も言わないようにする」(27歳/電機/営業職)
・「できるだけ話に入らないで、無難な返事だけすること」(23歳/小売店/事務系専門職)
・「誰かが誰かのことを悪く言ってたとしても、肯定も否定もしない。その会話には交わらないようにする」(29歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「あまり悪口を言わない。どっちかの肩を持つような発言はしない」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「うわさはあくまで聞くだけの姿勢をつらぬく」(30歳/電機/事務系専門職)
・「自分の意見を無理に主張しないようにしています」(29歳/学校・教育関連/専門職)
なにげなく言ったひと言が当人に伝わって、怒りをかうことがあります。言った言葉がそのまま伝わっているならまだしも、尾ひれがついて、とんでもない内容になっていることが……。まわりが誰かのうわさ話をしていても、自分は聞くだけの立場でいるほうがよさそう。
つかず離れず、一定の距離を保つ
・「マイペースをつらぬくこと」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「たまには一人でランチをしたり、女子会を断ったりして、単独行動を積極的に行う」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「『面倒くさっ!』と思ったら、その場を立ち去る。持ちかけられてもスルーしています」(33歳/情報・IT/クリエイティブ職)
・「よっぽど性格の合う人以外とは、ある程度の距離を保つ」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「仕事やイベントがおわるとすぐ家に帰る」(33歳/医療・福祉/専門職)
他人と自分の間に線を引くので、誰かに肩入れすることがありません。一人行動が好きなところを見せて、それを理解してもらうのはいい手かも。派閥をつくる人たちは基本的にさみしがりやなので、孤独に強いこのタイプの人には、頭が上がらなさそうです。
要注意人物を見極める
・「八方美人に振る舞って、気の強そうな年上グループには、はむかったり深入りしない」(31歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「面倒な人にはかかわらないようにする」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
すべての人と距離を置くわけではないけれど、ピンポイントで「ヤバそうな人」を見極め、かかわらないようにする。でも、露骨に本人だけを避けるわけにはいきません。仕方なく接点を持つときは、「あくまで無難に、最低限に」というともだちで済むようにしましょう。
派閥に属すると、そのメンバーが自分の強力な味方になってくれることもあります。でもそれは、あくまで「派閥にいる」ことが前提です。バックアップには助かるけれど、交換条件のようにも思えてきます。薄っぺらいつながりにウンザリしても、顔には出さないほうがいいですね。
(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2015年7月にWebアンケート。有効回答数182件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません
※この記事は2015年09月11日に公開されたものです