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あなたは後悔してない? 働く女性が今の会社に入って後悔したこと4つ

蒼井ニイナ

残業が多くて給料が少ない会社を世間一般ではブラック企業と呼びますが、入社してみてイメージと全然ちがって愕然とする人が多いのも現実。過剰に会社に期待しすぎてはいけませんが、だからといって都合よく使われては切り捨てられる、使い捨て社員になってしまうのも問題です。そうならないためにも、事前の情報収集が肝心なのです。では一体、何で後悔する人が多いのか、働く女性に聞いてみました。

■定時ってなんでしたっけ?
・「残業が多いこと。入社前に聞いていた話とちがうから」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「定時に帰れず、サービス残業がある」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)

職種によっては残業が多く、定時に帰れないのは当たり前、なんてことも多いので気をつけましょう。入ってから後悔しないように、事前にOB&OG訪問をしっかりして、働く人の生の声を聞くようにすると、「こんなはずじゃなかった……」が減ります。

■給料面がちょっと……
・「なかなか給料が上がらないし、厳しい世界」(26歳/金融・証券/事務系専門職)
・「残業代が出ない。そのままです。労働の対価が不十分」(32歳/学校・教育関連/営業職)

給料のことはなかなか聞きづらいですが、入社する前にきちんと確認しておきましょう。特に転職の場合、どういった待遇になるのか会社によってバラつきがあるので、実績がある人は交渉することも必要です。

■上司がイマイチ
・「尊敬できる上司に会えなかった。目指す人がいないというのは、モチベーション的にきついと思ったので」(29歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「上層部が宗教的。異様とも思えるような忠誠心を求められるから」(29歳/学校・教育関連/専門職)
・「男尊女卑が激しい会社だった。上司が死ぬほど嫌い」(27歳/情報・IT/事務系専門職)

嫌いな上司のもとで働くことほどストレスフルなものはありません。ロールモデルになるような人がひとりもいないと、ずっと続けていくことに不安を覚えますよね。上司との関係がギスギスして、強いストレスを感じるようだったら、溜め込まずに誰かに相談すること。自分の味方がいてくれると思えば、気持ちがラクになります。

■モラルが低い
・「パワハラを受けたのに我慢しちゃったこと」(23歳/医療・福祉/専門職)
・「セクハラ発言が多い。それを誰も問題視していない」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

パワハラやセクハラの厄介なところは、加害者側に自覚が足りていないこと。これぐらいだったら許されるだろうと思って言ったことや軽はずみな行動が、相手を深く傷つけます。感じ方は人それぞれ。言われた人はどんな気持ちになるのかを想像してみるくせをつけましょう。

会社選びに正解はありません。自分が絶対に譲れない条件は何かをきちんと見極めた上で、その条件を満たす会社かどうかをリサーチすること。そうすれば失敗も最小限に抑えられますよ。自分に合った職場で、あなたの能力を最大限に発揮させてくださいね。

(蒼井ニイナ)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年5月にWebアンケート。有効回答数218件(22歳~34歳の社会人女性)。

※この記事は2015年06月16日に公開されたものです

蒼井ニイナ

大手メディア会社のPR/編集を経て、書籍の編集&ライターに。
数千話に及ぶ世界の童話集や日本の民話集を読んで育った原体験が影響し、本に関わる仕事を志す。
2014年2月に男児を出産し、現在は育児休暇中。産後は子育てやライフスタイル、ファッション、食にまつわる本を愛読。
趣味はフリースタイルの旅で、訪れた国は20ヵ国以上。旅先が舞台となった本を読み進めながら、自由気ままに旅するのを極上の贅沢としている。

書籍紹介サイト「ホンシェルジュ」にて、コラムとインタビュー記事を担当中。
http://honcierge.jp/niinaaoi

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