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コレを見ろ! 人生の選択に迷ったときに背中を押してくれる名作ドラマ『曲げられない女』

女性こんにちは。テレビレビュアーの光里です。

仕事やプライベートの場面で選択しなくてはいけないことが起きたり、将来に向けて何かを決断しなければいけないときに思い出すドラマが『曲げられない女』(2010年1月~3月まで放送)。さまざまな難題が振りかかる主人公の女性が、その都度自分の信念を曲げずに決断し、しかもまわりの人々をも幸せにしていく……というのが痛快で、自分に迷いがあるときに効くドラマなんです!

●「曲げられない」おかげで、試練を乗り越えていく姿に元気がもらえる!

主人公の荻原早紀(菅野美穂)・32歳は、夢である弁護士を目指すものの9年連続試験に落ち続け、今年で受験10年目。仏頂面、友だちゼロ、どう思われようと間違ったことは絶対に正す……という頑固で取っ付きにくい人物。そんな早紀へ、恋人であり、バイト先の弁護士でもある坂本正登からは、「夢を諦めて結婚しないか」とプロポーズされたものの夢を諦めきれず、別れることに。しかも、職場(弁護士事務所)での仕事のやり方に腹を立てて職を失い、長らく片親で育ててくれた母親も病気で亡くなるという試練が! でも、そんな苦境を「曲げられない」性格で乗り越えていく姿を見ていると、元気や勇気がもらえるんです!!

●ブチ切れて絶叫するセリフが泣ける!

偶然再会した高校の同級生・長部璃子(永作博美)やひょんなことから知り合った警察官僚の藍田光輝(谷原章介)から、下した決断を責め立てられたり、ほかの登場人物のちょっとした発言がしゃくに障ると、早紀はブチ切れて本音をぶちまける……というシーンが毎回登場します。でも、そのときのセリフが泣ける! プロポーズを断ったことを璃子と藍田に責められたときは、「不安や寂しさに負けないってことが生きるってことなんじゃないの?」と言い放ち、会社を辞めたことを責められたときには「(みんな人生を楽しむために自分を殺して生きてると言われて、)自分を殺すって自殺って書くのよ。私はそんなの絶対嫌!」と答え、「そうそう……(涙)」と早紀の正論に共感して、何度かホロリ&スッキリ! 嫌なことがあった日に見るのもオススメです。

●「友だちっていいなー」と振り返ることができるストーリー

璃子や藍田ははじめのうち、人とはズレている早紀の言動に対して冷やかし半分で付き合っていたのですが、早紀の「曲げられない」信念に触れていくうちに、早紀との友情が芽生えていきます。恋愛、結婚、出産、仕事、家族……などなど、璃子も藍田も壁にぶち当たるのですが、早紀の生き様に影響を受け、2人が自分にとって幸せな道を選んでいく姿が描かれています。また、それまでひとりで何でもできると思っていた早紀も2人のおかげで、人は支え合って生きていることを実感するように……。お恥ずかしながら、私もどちらかというと「ひとりで決断だって、実行だってできるもん!」と思いがちだったのですが、ドラマを見ていて「そうだよね。友だちに頼ってもいいんだよなー」と肩の力が抜けるとともに、この3人の友情にまたホロリとしてしまいました……(汗)。

何か人生のターニングポイントを迎えている人やどうにか現状を変えたいけど、なかなか動けない人に見てもらいたい作品。もちろん、仕事で嫌なことがあったときにも◎です! それにしても久々に見たら、各話1回は泣いていた気が。涙腺が弱くなったのか、それとも年を重ねてグッとくるポイントが増えたのか……。

<プロフィール>
光里(ひかり)/テレビレビュアー。といいつつ、ドラマ、バラエティ番組以外に映画もウォッチングし、新旧問わずおもしろい作品を探し続けているライター。幼稚園児ながら、『にこにこぷん』よりも『夕やけニャンニャン』のほうが好きだった過去を持つ、アラサー女子。

※この記事は2015年06月05日に公開されたものです

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