時代は割り勘!? やっぱりおごり? 現代女性が、“男性のおごり”に対して思うこと
◆男性におごられるのは好きですか?
約65%の人が男性におごってもらうのは好きという結果でした。食事をおごってもらうことで「好意を寄せられている」「女性扱いをされているようでうれしい」と感じる人がいる一方で、「好きではない男性からおごられるのは嫌」「自分が下に見られているようで不満」という声も聞かれました。また、「たまにはうれしいが、毎回だと重荷になる」という意見も。
[回答者数:204(1年目=3.9%、2年目=4.9%、3年目=10.8%、4年目=4.4%、5年目=14.7%、6年目=12.2%、7年目=9.3%、8年目=14.2%、9年目=9.8%、10年目以上=15.7%、その他=0.0%)/『マイナビウーマン』調べ。2015年2月にWebアンケート、22~34歳の働く女性]
Q. そう答えた理由やエピソードがあれば具体的にお答えください。
■「多めに払ってくれる」がスマート
・「こちらも働いているので、極端におごられるのは嫌。6:4くらいの傾斜ならいい」(金属・鉄鋼・化学/事務系専門職/11年目)
・「多少多く払ってくれるとうれしいけど、気を遣う」(電機/販売職・サービス系/7年目)
■特別感がうれしい
・「おごってもらえると自分のことを気に入ってくれたんだと思ってうれしい」(学校・教育関連/販売職・サービス系/9年目)
・「女性扱いされている感じがしてうれしいので」(団体・公益法人・官公庁/事務系専門職/1年目)
■対等になれない感じがして嫌
・「それなりの収入があるので、下に見られた気分になる」(人材派遣・人材紹介/事務系専門職/5年目)
・「自分の分を払えないほど収入がないわけではないので。見下されているようで嫌」(機械・精密機器/技術職/6年目)
■お返しの気持ちも忘れずに
・「好きか嫌いかで言ったら好きだけど、毎回は申し訳ないので、たまに自分で出すか、コーヒーとかをおごる」(学校・教育関連/事務系専門職/8年目)
・「おごってくれる気持ちはうれしいけど、申し訳ないぐらい出してもらうのは悪いので、飲み物をごちそうしたりする」(団体・公益法人・官公庁/事務系専門職/5年目)
■毎回でなければ◎
・「毎回は嫌だけど、たまにだったらうれしいと思う」(ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系/9年目)
・「あまり大きな金額や毎回だと気を遣うけど、悪い気はしない」(学校・教育関連/事務系専門職/8年目)
■女に生まれてよかった!
・「女性の特権」(アパレル・繊維/販売職・サービス系/6年目)
・「これは女性の特権! タダでご飯が食べられるなんて幸せ」(建設・土木/事務系専門職/5年目)
筆者の知り合いに「食事代は男が出すのが当然」というすばらしい考えをもっている男性がいます。その人はバブル時代に青春を過ごした人で、彼と同世代の男性は比較的「女性にごちそうしたがる」と言っていました。アンケートの回答に「おごられるのは女性にとってのステータス」とあるのと同じように、彼にとっては「おごることが男性にとってのステータス」なのかもしれませんね。しかし、そんな考えをもっている男性は、今の時代では本当にごく稀!? 「お金が湯水のように沸いていた」と噂のバブル景気を知らない私たちは、「タダほど高いものはない」と思わず構えてしまうことのほうが多いかも(笑)。
でもおごってもらうと、ちょっと特別感がある気がするのは確か。今は全部おごってもらうよりも「男性のほうが多く支払ってくれる」ほうが、心地いい時代なのかもしれません。
(text:宇田川ノリコ)
※この記事は2015年03月11日に公開されたものです