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「洋ナシ型」「リンゴ型」あなたはどっちの肥満型? 解消法を教えて!

Doctors Me

お腹がでている女性の人形ひとくちに肥満といっても、2種類の型があるのです。肥満とは、体の脂肪が一定量よりも多くなった状態のことをいいます。脂肪が体のどこに多いかによって、皮膚の下に蓄積される皮下脂肪型肥満(洋ナシ型)と腸管など内臓のまわりに蓄積される内臓脂肪型肥満(リンゴ型)にわけられます。

洋ナシ型とリンゴ型の見分け方

・洋ナシ型:皮下脂肪型肥満

お尻や太ももなど、下半身などの皮膚のすぐ下の脂肪(皮下脂肪)が増え、女性に多く見られるタイプです。皮下脂肪は内臓脂肪にくらべると、つきにくく落としにくいという少しやっかいな脂肪です。

・リンゴ型:内臓脂肪型肥満

腹部の内臓のまわりに脂肪がつき、男性に多く見られ、食べすぎや運動不足が大きな原因となるタイプです。コレステロールの異常や高血圧、糖尿病などの生活習慣病と関係が深く、脳卒中や心筋梗塞などの大きな病気のもとになることもあります。スカートやズボンのウエストがきつくなってきたら要注意です。ただし、つきやすく減りやすい脂肪ですから、皮下脂肪型よりもコントロールがしやすいという特徴があります。

同じ肥満でも、対処法は異なる!

・洋ナシ型:皮下脂肪型肥満

そもそも皮下脂肪は、体のエネルギーを蓄えておく役割があるので、簡単には落ちないようになっています。まず、運動習慣や食事内容を見直すことは内臓脂肪型肥満と同じですが、運動にひと工夫必要です。有酸素運動とともに、筋力トレーニングをして積極的に脂肪を燃やすようにし、長期間続けるようにします。また予防には、お尻や太もものマッサージをすることにより、セルライトの形成を抑えることが効果的です。

・リンゴ型:内臓脂肪型肥満

内臓脂肪型肥満の場合は、運動習慣や食事内容を見直すことで、皮下脂肪型肥満よりも容易に改善することができます。食事内容の見直しとしては、摂取カロリーが消費カロリーより多くなることにより脂肪が蓄えられますので、まず摂取カロリーを抑えることです。また、脂質を多くとりすぎないなど、栄養バランスを考えた食事が大切です。具体的には、メニューに和食を積極的に取り入れ、ゆっくりと時間をかけて食べ、腹八分目にします。運動習慣の見直しとしては、脂肪を効率よく燃焼させる有酸素運動がおすすめです。普段、定期的な運動をまったくしていない場合は、手軽にできるウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。

(文:40歳女性医師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.31)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年03月02日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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