甘いものがやめられない……。砂糖中毒の5つの症状と解放されるための5つの方法
砂糖といえば一般的に脳のエネルギーとして体には必要な栄養素ですが、そのいっぽうで過剰摂取をすると依存症にもなるので注意が必要です。このように砂糖(甘味料)に対する依存症のことを「砂糖中毒」といいます。常に、がまんができないくらいに砂糖(甘いもの)を欲するようになったり、次のような症状があれば要注意。
砂糖中毒の症状
・イライラしやすい、いつも疲れている
・夜眠れない、朝起きた時にだるい
・うつ症状がある
・頭痛、肩こり、冷え症、腰痛が起きる
・しみやしわが増えてきた
このような症状に加え、砂糖をとるとほっとする、安心する、などのいわゆる依存症状があれば砂糖中毒の危険性があります。
砂糖中毒から解放されるためには……
1:甘いものを近くに置かない
手の届くところには、甘いものを絶対に置かないことです。視野に入ることで食べたいという欲求が起きるのを防ぐことがポイントとなります。
2:バランスのいい食事を食べる
間食を避けて炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスがとれた食事を3食きちんと食べるようにしましょう。
3:甘味料ではなく、果物や緑黄色野菜を食べる
甘いものを含むスナック菓子のようなものは避け、果物や野菜のような自然の甘みがあるものを食べるようにすることで体内バランスを整えましょう。
4:ストレスを避ける
イライラすると脳は交感神経が高まり糖分を必要とします。その状況で糖分をとり続けるとドーパミンが出続け、依存症の原因となってしまうのです。しかも、急激な血糖値の上昇は糖尿病の原因にもなり、体によくありません。
5:周囲のサポート
自分ひとりだけ甘いものを我慢することは難しいもの。そこで、一緒にいる友人やパートナーと依存症を改善できるような食生活を送る、といった工夫も有効です。
(文:35歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
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※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.31)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2015年02月04日に公開されたものです