眼精疲労に効く目薬は「赤と黄色」!? 現代人の目を癒やす、最強の目薬
■眼精疲労に効く目薬は赤と黄色!
日常生活の中では、気づかぬうちに目を酷使しています。テレビやパソコン、スマートホン……など、私たちの目はいつも、多くの刺激を受けているのです。それゆえ、現代人は慢性的に目が疲れているといっても過言ではありません。そんな目をいたわる上で有効なのが、赤色と黄色の目薬なのです。
■赤と黄色は、何の色?
「赤い」目薬
赤い色の正体はビタミンB12(シアノコバラミン)。コレは赤い色素を持ちます。ビタミンB12は、遠近調節を行う目の筋肉(毛様体筋)の働きを活発にし、末梢神経に作用。そして、その働きを改善して目の疲れを和らげます。
「黄色」目薬
黄色の正体は、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(活性型ビタミンB2)。コレは黄色の色素を持ちます。活性型ビタミンB2は、栄養素の代謝に関与。そして角膜上皮に作用し、細胞組織の代謝を活発にして修復を促します。
上記のビタミンB12とビタミンB2が入っている目薬は、疲れ目の改善に、非常に効果があります。ただ、入っている成分が多ければいいというワケではありませんので、薬剤師と相談の上、自身の症状に合う成分の目薬を選ぶようにしましょう。
■安全かつ正しい目薬の使い方
1:点眼は一滴
一度に大量に点眼しても、吸収されずにこぼれてしまうだけなので、一滴だけで十分です。
2:人と共有しない
点眼の際に容器がまぶたや目の粘膜に触れることもあり、人と共有すると菌やウイルスがあった場合、感染する可能性がありますので目薬の共有はNG。
3:開封したら1カ月で使い切る
目薬には、容器や箱に使用期限の記載がありますが、それは未開封の場合です。一度開封したら1カ月が清潔に使用できる目安。1カ月を過ぎたら残っていても破棄しましょう。
■まとめ
目の疲れには、“赤と黄色”と覚えておきましょう。また、目薬を安全に使う際の正しい知識も身につけておきましょう。
(文:40歳女性薬剤師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです
※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2015年01月21日に公開されたものです