いろいろアドバイスされるけど、医師が自分で実践しているストレス解消法ってどんななの?
■ストレスは万病の元
みなさんはストレスがたまったとき、どのようにして発散させていますか? もしくは、「ストレス発散の仕方がわからない」などといってストレスを過剰にためていませんか?
ストレスの蓄積は、さまざまな病気の元となります。胃潰瘍や頭痛、自律神経失調症、うつ病……など、多岐にわたります。また、ストレスは私たちの免疫力を低下させ、がんになりやすい体質を作るとも言われています。今日は、医師である私が実際に行っているストレス発散法をみなさんにお伝えします。
■簡単!3つのストレス解消術
1 出勤時or帰宅時の“1駅ウォーキング”
仕事で疲れたとき、そのまま電車や車で帰って、ベッドにバタン! もいいですが、少し気分を変えて、1駅分だけでもよいので、軽く外を歩くと気持ちがリフレッシュします。
2 湯船にゆっくりつかる
毎日忙しいからと、シャワーだけで済ましている人は多いでしょう。しかし、湯船につかることで、1日の疲れが解消され、リラックスできます。また、体全体を温めて、全身の血流をよくする効果があります。立ち仕事や歩き仕事が多く、脚がむくみやすい人は、毎日入浴することでリンパの流れが良くなり、脚もスッキリします。さらに、全身が温まり体温が上がれば、免疫力もアップ。風邪をひきにくい健康な体作りにも役立ちますよ!
3 休日はスポーツなどで体を動かす
「休日は寝だめをしよう!」と、1日家に引きこもってゴロゴロしていることはあまりおすすめできません。寝だめは一時的には体の疲れが取れたように感じますが、結果的にさらなるストレスをためる要因になります。健康的にストレス発散するためには、「適度な睡眠と適度な運動」が大切。
休日は少しの時間でもよいので、外に出て、自分の好きなスポーツで体を動かしてみましょう。体を動かすことは、衰えた筋力を復活させるよい機会でもあります。
■まとめ
いかがでしたか? 以上が、私の勧めるストレス発散方法です。たまったストレスは上手に発散させて、健康的な毎日を送りたいですね。
(文:29歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
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※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2014年12月22日に公開されたものです