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私の人生このままだと……クリスマスが近づくとイライラするあなたへ

羽林由鶴

どこか浮き足立って見える、クリスマスが近づく12月。イルミネーションがキラメキ、クリスマスソングが流れ、そしていつも以上に“いちゃつく”カップルが目につきませんか?

みんながみんな、クリスマスを楽しみに思っているわけではありません。イライラしたり気持ちが落ち込んだり。幸せそうな人たちを見たくなくて、外出さえ控えたり。どうしてこんな気持ちになるのでしょう。

ひとりで過ごす寂しさ 孤独

クリスマスイブやクリスマス当日はもちろん、街がクリスマス模様でうめつくされている間ずっと、ひとりで歩いているだけでも、なぜかいつもとは比べ物にならないくらいの寂しさを感じていたりはしませんか? よく考えてみましょうね。イルミネーションやBGMはちがっても、それ以外はいつもと何ひとつ変わっていませんよ。

「クリスマスは恋人と2人で過ごすもの、過ごせない人はダメな人だ」とどこかで思い込んでいませんか? でも自分がダメだなんて認めたくないから、まわりに対し攻撃的な思いになるのです。見方を変えてみましょう。

ひとりで過ごすことは本当に孤独なのでしょうか?

たとえば『自立した大人の女性にオススメ!!最近流行。ひとりで過ごすクリスマスがサイコーにおしゃれで素敵』。お気に入りの雑誌にこんな特集があったら、「これもいいな」と思いませんか? ひとりだから孤独なのではなく、ひとりでいることは孤独なんだと思うから孤独になります。思い込みを取り外し、自分にとって幸せな提案を受け入れられたらイライラすることもなくなりますよ。自立した大人の女性ならではのクリスマスの過ごし方をぜひ探してみてくださいね。

ほかの人は幸せそう 不幸

まるで恋人たちのためと言わんばかりの催し物ばかり。幸せそうな人がこれほどたくさんいるんだと思えば思うほど、ほかの人が普通に当たり前にできることができていない自分にがっかりします。

カップルは幸せの象徴?

残念ですがそういうわけではありませんよ。

今見たカップルがいつからどのようにお付き合いしたのかわかりませんが、もっとわからないのはこのまま永遠に幸せでいられるかということです。カップルなら幸せで、独り身は不幸なんていうことはありません。イライラするときは、真実を思い出してくださいね。

カップルでも幸せでない人もいること。たとえ今幸せでもこのままずっと幸せだとは限らないこと。独り身でもまあまあ悪くない日常を過ごしていること。よくよく考えれば、けっこういいこともないわけではないこと。幸せはこういうものと決め付けることをやめると、自分の幸せに気づくことができます。イライラする必要がないことに気づきますよ。

未来を心配 不安

今年もまたクリスマスをひとりまたは友だちとしか過ごせない自分が、未来にすてきな人と幸せになれるのかと考えたらとても不安になるという意見が多いです。今までもクリスマス近くはいつも焦って、「来年こそは!」と思う割に、過ぎてしまうと気持ちも冷めて、結局は恋人がいないまま。こんな私じゃいつまでたっても彼氏なんかできるはずない……そんな気持ちを思い出すのが今の時期なのだとか。「私の人生、このままでは孤独死決定だ……」そんな不安に押しつぶされそうになってしまうのですよね。

未来を望み通りにしたいなら、望みをあいまいなままにしないで、計画を立ててみるといいですよ。どんな人の未来も、どうなるのかがわからないのは一緒ですよ。まずは「どうしたい」を明確にしてみてくださいね。それが決まったら、今度はそれをかなえるための計画を立ててみればいいですよ。自分の未来は自分で作れる。そのためにやることがわかったら、イライラしている暇なんてなくなりますからね。

■羽林由鶴からのメッセージ

思い出してくださいね。今日も昨日と実は何も変わってません。もしうまくいかない1日だったとしても、それはクリスマス直前だからうまく行かなくなったわけじゃないでしょう? すべてはあなたが「クリスマス」に敏感に反応しているからだけだったりするんです。いらいらする必要なんてありません。でもイライラしてしまうなら、上記のことを試してみてくださいね。

(羽林由鶴)

※この記事は2014年12月03日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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