人は本当に1日3食たべないといけないの? 医師の答え
■1日3食・3色が理想
「メタボリックシンドローム」という言葉を、最近よく耳にします。これは生活習慣病といわれ、糖尿病、高血圧、脂質異常症などが含まれます。いずれも、毎日の食生活と大いに関係があるものです。つまり、メタボリックシンドロームを予防するには、毎日の食生活が重要なのです。
では、具体的に食生活をどのようにしたらいいのでしょうか? 基本的な食生活のあり方をわかりやすく示したものが、厚生労働省が推奨している「栄養3・3運動」です。これは、食生活のあり方をわかりやすく示したものの中でも、特に簡単なものです。
■朝食抜きは、やはりNG! 生活習慣病を防ぐためにも3食が重要
「3・3」は3食・3色を意味します。つまり、毎日「朝・昼・夕の3食」、「3色食品群のそろった食事を摂取する」ということです。「3色食品群」とは、食べ物に含まれる栄養素の働きのことで、「赤色の食品」「黄色の食品」「緑色の食品」の3つに分類しています。
「3色食品群」を心がけて、毎日「朝・昼・夕の3回食べる」ことで、結果的に必要な栄養素を質と量ともにバランスよくとれるようにすることが大切です。
現代の食生活では、朝食抜き、の生活をする人が増えてきています。朝食を抜くと、一日の活動力が低下し、また昼食や夕食を空腹のために多く摂取することで、肥満になりやすくなるなど、体にとって悪影響を及ぼします。
■まとめ
あらためて現在の食生活を振り返り、食事の大切さや生活習慣病との関係を考えて、基本的な食生活のあり方を見直し、毎日の生活に実践し、健康で快適な生活を送っていきたいものですね。
(文:29歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです
※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.31)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2014年11月24日に公開されたものです