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生理前のイライラをストップ! PMSの原因とおすすめの漢方薬

L子さんの初診問診票はこんな感じです。あなたの傾向とは似ている? 似ていない?

丸山先生「L子さんには、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)を処方します」
L子「じょうきとう? 蒸気機関車みたいに怒っている人に効くっていう意味ですか?」

丸山先生「いえ、ちがいます(笑)。血行を促進する『桃仁(とうにん)』や、便秘に効く『大黄(だいおう)』など5種類の生薬が入っています」

丸山先生の初心者講座

桃核承気湯は、とても効き目の強い漢方薬です。虚証の人の場合、体質に合わないとすぐに下痢をしてしまうこともあるので、処方に気をつけなければならない漢方薬です。

L子「これを飲むと、どうしてイライラに効くんですか?」

丸山先生「漢方の考え方では、イライラやのぼせは『気逆』と考えます。下半身に停滞した血(けつ)や気(き)が頭のほうへ逆上するイメージです」
L子「イライラすることを『頭に血が上る』っていうけれど、本当にそうなんですね」

丸山先生「はい。月経の2週間前ぐらいから飲むようにしてみてください」
L子「わかりました。効くといいなあ……」

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