【イラストコラム】気づいて! 気になる人にあえて「好きバレ」する方法
「好きバレ」と聞いてまず脳裏に浮かんだのは、思春期の頃の完全にハズした「好きバレ」アピールでした。好きな人に話しかけたいけどうまく話しかけられない……。とにかく存在だけでも気づいてほしい……。そう思った私がとった異常行動は「大きい声でしゃべる」&「遠回りして帰る」でした。
大きい声でしゃべるのは、廊下の先にいる彼に気づいてほしかったから。しかし声がでかくてうるさい女子と思われて撃沈。
遠回りして帰るのは、帰り道で会えたらいいなと思うから。「バイバイ」だけでも言いたくて。あとは犬の散歩と称して、彼の自宅付近をわざわざうろついたり……。
かわいかったなぁ。でもほぼストーカーだなぁ。すごくイタい。穴を掘ってでも入りたいくらい、今思うと恥ずかしい行為だったと思います。
と、それは思春期までのお話。大人の女性たちの「好きバレ」はなかなかのテクニックのようですよ。
必殺メール攻撃で心の隙間にお邪魔して、「一緒にいられてうれしい」アピールで「もしかして俺のこと好き?」スパイスを注入。笑顔でロックオン、その名の通り褒めて殺して、きわめつけのボディタッチで反則勝ち!
とまぁ、そんな簡単にうまくいくわけはないのですが、細かいことをはしょって高速でまとめるとそんな感じでしょうか。
人それぞれやり方は多様ですから、もっとガンガン行くタイプもいれば、なかなか好意を表すことのできないモジモジさんだっていることでしょう。大人になったからといって、急に変身できるわけではないのです。
意識して「好きバレ」を狙う人も、もちろん中にはいるでしょうけれども、総じていえることは、素直な好きの気持ちがあふれてしまった結果が「好きバレ」なんじゃないでしょうか。
だって、好きな人には連絡したいし、一緒にいたら自然に笑顔になっちゃうし、触れてみたいと思うし、ね。
最後に、ある友人が電車で出会った老紳士から授かった言葉をご紹介いたします。
「好きだと感じさせるようなアピールはどんどんしたらいい、けれども気をつけなくてはいけないのは、自分から『好きだ』と言ってはいけない。言わせないと。男は手に入ったものに興味を失うものだから、手に入りそうな距離感を保つことが大事なんだよ」
……長年生きてきた人が言うことの重みたるや(ていうか何者……?)。
この話を聞いて、もっとはやくその金言知りたかったわ! となったことは言うまでもありません。
どうぞみなさんも、ちょこっと胸に留めてみてくださいね。
※この記事は『気づいて! 気になる人にあえて「好きバレ」する方法「とにかくほめる」「毎日視界に入る」』を再構成しています。
文・イラスト/MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2014年09月28日に公開されたものです