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「事前すり合わせ」がポイント! 結婚生活を成功させるマネーテク

大竹のり子

大竹 聞きづらい気持ちはよくわかりますが、お金の話をはじめにうやむやにしてしまうと、その後ますます聞きにくい関係になってしまいます。結婚生活を成功させるためには、お互いオープンにしておくべき。その上で家計のやりくりについてルールを決め、結婚が決まると同時にお金の管理をスタートさせるくらい割り切ったほうがいいと思います。

編集部 「家計のやりくりについてルールを決める」とおっしゃいましたが、具体的にはどのようにルールを決めればいいのでしょうか?

大竹 「共働き」か「妻が専業主婦」かによっても選択肢が変わりますが、やりくりの方法は大まかにわけて4パターンあります。

・「妻が夫の給料をすべて管理して、お小遣いを渡す」
・「夫から生活費として一定額をもらい、その中でやりくりする」
・「共通口座にそれぞれが一定額ずつ入れて、そこから家計を回していく」
・「まったくの別財布で、『家賃は夫』『食費は妻』のように費目別の担当制にする」

この中から、ふたりに合うパターンを決めるといいでしょう。

編集部 その4パターンで、うまくやりくりできる夫婦とそうでない夫婦に多く見られる傾向はありますか?

大竹 いちばんお金が貯まらないのは「完全別財布」。お互いが貯蓄しているだろうと思っていて、実はできていない夫婦は多いですね。また、夫婦ふたりのときは別財布でもいいかもしれませんが、教育費や親の介護など、新しい費目が増えてきた場合に、どちらがお金を出すかで揉めます。そう考えると、お財布はひとつにしたほうがお金は貯まります。家計管理は得意なほうがするといいですね。夫をお小遣い制にしても、妻が浪費家であれば当然、貯まりませんから。

編集部 たしかにその通りですね。最近は、3番目の「共通口座」パターンも多いですが、その場合にうまくやりくりするコツは?

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