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ぼんやりモテは卒業! 「合コンの場で知っておきたい心得」

ジェーン・スー

出会いの場である合コンでは、男性に好印象を与えたいもの。でも、そのためには、普段着ないような女性らしいファッションをしてみたり、男性を立てるよう「かわいらしく」振る舞ったほうがいいのでしょうか。そこで、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』の著者である、作詞家・コラムニストのジェーン・スーさんに聞いてみました。

■「実験」としてやってみるといい
「合コンでかわいらしくなる、というのを『実験』としてやるのは大変おもしろいですよ。世間一般的に、『モテる』とされていることを把握するために行うのはいいのでは」

極端な露出や奇抜なデザインの服は避け、相手の話を「うんうん」と肯定しながら聞きつつ、合間にはよく笑ったり、ときどき質問をすれば、「食べ物の取りわけ」といったモテアピールをしなくても、なんとなく男性からいい評価がもらえる「ぼんやりモテ」が可能とのこと。

「ただ、『かわいらしくして多くの男性になんとなくモテたからといって、それが自分を幸せにするわけではない』ということは、疲労感でいっぱいの帰りの電車内で気がつくはず。『ぼんやりモテ』が意味のないことだとわかることが重要だと思います」

■合コンは「自分らしさ」なんて出すものではない
「そもそも、1回会っただけでいきなりまともな恋愛がはじまることはないので、合コンで『自分らしさ』を出すなんていうのは愚の骨頂! やめたほうがいいです」

恋愛がうまくいかない人というのは、自分がどういう人間かというのを前面に出す「出力アピール」が多いそう。なので、それを受信するように変えることがポイントなんだとか。

「いきなり自分らしさをアピールして、初対面の人にわかってもらおう……なんて曲芸をするより、合コンでは、相手の話を聞きつつ『男の人はこういうことで喜ぶんだ』というのを学んだほうがいいと思います」

■合コンは「遊園地」のようなもの
「あと、男の人は基本的に『自分たちは選ぶ立場の人間』だと思っているから、合コンは楽しいと思いますけど、女性にとって合コンは楽しいものではないんですよね。だから、気負いすぎず、合コンを『遊園地』のようなものと思っておけばいい。遊園地のアトラクションが自分にとって楽しめるものかどうか試すような感覚で参加すればいいんですよ」

また、参加することで男性の前での振る舞いの経験値が上がるだけでなく、目利きのスキルも上がるので、男性慣れしていない女性はなるべく多く参加して慣れていったほうがいいそう。

「一度は自分を偽ってかわいらしくしてみてください。いろいろなことに気がつくと思いますが、結局、できるだけ多くの人にぼんやりモテることを自分は求めているわけではない、ということにも気がつくと思いますよ」

「合コンでモテない」、「合コンが苦手……」と思っていた女性は一度割り切って、いつもの自分とはちがうかわいらしい振る舞いをする合コンに行く機会を作ってみましょう。何か見えてくるものがあるかもしれません。

■ジェーン・スー 新刊著書『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)
http://www.gentosha.co.jp/book/b7971.html

(戸川光里)

※この記事は2014年09月19日に公開されたものです

ジェーン・スー

東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、ラジオ番組、テレビ番組など幅広く活動中。TBSラジオ「週末お悩み解消系ラジオ ジェーン・スー 相談は踊る」が現在毎週土曜、生放送中。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎刊)、ラジオ『相談は踊る』の書籍版『ジェーン・スー 相談は踊る』(ポプラ社刊)。

『ジェーン・スー 相談は踊る』
http://www.tbsradio.jp/sd/

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