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防災の日によせて。女子的非常持出袋の備え方

地震などの大きな災害で非難を余儀なくされたとき、当面の生活に必要なものを備えておくのが非常持出袋。東日本大震災以来備えている人も多いと思いますが、その中身、本当に必要なものが揃っていますか。いざというときに、すぐに持ち出せる状態になっていますか。女子のための非常持出袋の備え方の注意点をまとめました。

■あれもこれも…と詰め込みすぎない
東日本大震災以降、非常持出袋について調べると、様々な情報が見つかります。あれも必要、これも必要…と思うかもしれませんが、その必要なものを全部詰めたときに、一人で一度に持ち出すことができますか。
非常持出袋は、災害時に救助が届くまでの数日間生活するのに困らない程度のものを備えておくものです。災害の状況や住んでいる地域にもよりますが、三日から一週間程度生活することを目安に揃えましょう。
また非常持出袋を用意したら、一度背負って、少し歩いてみることをおすすめします。せっかく用意したものを、いざというときに持ち出せなければ何の意味もありません。足場が悪いところを歩かなければならないことも考えて、無理のない重さで荷造りをしましょう。

■いつ使うかわからないからこそ、しまいこまない
非常持出袋は非常時に使うもの。普段は使いません。だからといって、押入やクローゼットの奥にしまいこんでしまっては元も子もありません。地震などで建具がゆがんで、扉が開かなくなる可能性もあります。
例えば、出入り口となる玄関や廊下、寝ているときに災害が起こると想定してベッドサイドなど、すぐ手の届く場所に置いておきましょう。ただ、大きなリュックが目立つところに置かれているのが気になるという場合は、見栄えのいい箱やカゴに入れて、布などをかけておくと、インテリアにも馴染みやすくなります。

■女子だからこそ備えておきたいアレコレ
非常持出袋に備えるのは最低限生活するための水や食料、日用品はもちろんですが、女性だからこその便利なもの、安心なものをピックアップしてみました。

・生理用品・サニタリーショーツ … 傷の止血や下着代わりにも使える。
・ウェットティッシュ … 入浴できない場合に、身体を拭くことも。厚手の赤ちゃん用おしりふきが使い勝手よい。
・ヘアゴム … 髪をしばるだけでなく、持ち物をまとめたり、止めたりするのにも便利。
・基礎化粧品 … オールインワンタイプのものや、コンパクトな試供品などだと場所をとらない。
・アイブロウペンシル … メイクはできなくとも、眉毛だけでも描けると安心。筆記用具にも。
・ストール・バンダナ … 防寒やヘアバンド、帽子代わりなどに使えるだけでなく、風呂敷代わりにも。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト

※この記事は2014年09月16日に公開されたものです

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