仕事ができない人の特徴とは? イライラする時の対処法
周囲にいる仕事ができない人対策とは?
まだ一人前ではない新人の教育担当を任されたら、新人は当然仕事ができないため、その責任者としてしっかりと面倒を見ていく必要がありますよね。
では、同僚や上司がそうだったら、どこまで対応すればいいのでしょうか? きっとあなたはイライラしてしまうはずです。とはいえ、感情的になっても解決はしません。
周囲に仕事ができない人がいる場合、どんな接し方がよいのでしょうか。その対処法を解説します。
仕事を手伝ってあげるべき?
自分のことで精一杯という人が多いなか、仕事ができない人に対して積極的に手伝いたい、というのはレアでしょう。
一方で、組織のなかで仕事をしている以上、自分の仕事だけやっておけばよくて、まわりの人のことなんて知らない、というわけにもいかないはずです。
手伝う場合は「まず上司の承認をとる」
では、どこまで手伝うか、ですが、ここは相手との関係性もあって悩むところだと思います。たとえば、頼んでもいないのにあなたが勝手に私の仕事を奪って進めるから、私のペースが完全に乱された、今回ミスが多いのもあなたのせいだ、というように、あなたがよかれと思って手伝ったことが、かえって逆効果になることだってあり得ます。
やはりこういったケースは個人の裁量で行うのではなく、ちゃんと上司の承認をとってからにしましょう。
たとえば「○○さんの進捗具合が芳しくないようなので、私が手伝いましょうか? あの案件が片づいた今なら、余裕がありますので」と上司に提案し承諾をもらってから、手伝うようにするのです。
そうすることで、オフィシャルになりますし、何かトラブルが発生しても、上司は知らなかったでは済まされなくなります。
イライラしないための対策とは?
自分と同等の給与、もしくはそれ以上の給与をもらっているはずなのに、ぜんぜん仕事ができない、その上さらにそのお手伝いもさせられる、となると、イライラ度MAXでしょう。
スキルアップの機会だと考える
イライラしないためには、関わらない、近寄らないのがベスト。しかし、現実問題としてそうもいかないため、どうせならばこの境遇を前向きにとらえて、プラス方向に転換しましょう。
「この先も理不尽なことに遭遇するだろう、これは精神を鍛練する絶好の機会だ」、「“教えることは二度学ぶ”との格言どおり、これを機に自分の業務知識を高めよう」といった感じです。
なお、前述のとおり上司を通しておけば、お手伝いは組織におけるあなたの任務になりますから、きちんと対応すれば、人事評価に繋がっていくと期待しましょう。
仕事ができない相手とポジティブに向き合おう
日本の法律では、仕事ができないからといって、簡単にクビにはできませんし、和を重視する日本の社会、会社のなかでは放置するわけにもいきません。
とはいえ、仕事ができない人にイラつくのも損なことです。どうせならポジティブシンキングで、向き合っていきましょう。
仕事ができないとされる本人も、きっとできないことにモヤモヤし、つらい思いもしています。したがって、あなたが差し伸べた手が彼らのそんな気持ちを救うこともあるでしょう。ただし、仕事を手伝うときは「上司の承認」を忘れずに!
(中谷充宏)
※画像はイメージです
※この記事は2014年09月12日に公開されたものです