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今や5人に1人が再婚! 幸せになれる再婚者の特徴

「再婚」は男女ともに全体の婚姻数の2割弱を占め、5人に1人は再婚者という時代(国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2012年)より)。一度目の苦い経験から結婚を望まなくなる人や何度も同じ理由で離婚する人もいる一方で、再婚でめでたく安定した幸せを手にする人もいますよね。再婚で幸せになれたという20歳代〜40歳代の男女に取材し、再婚でうまくいくために大切なポイントを探りました。

 再婚時の相手選びで大事なことは「自分にはこれが大事」というポイントにこだわる

そもそも、なぜもう一度結婚しようと思ったの? 「老後ひとりで暮らすのは寂しいと思った」「離婚後、ひとりでの生活がとても寂しかった」「そのうち子どもが欲しかった」「この人ならうまくいくかもしれないと思える相手に出会えた」「周りの意見に流された感もある(笑)」など再婚を決めた理由はさまざま。老後のこと、子どものこと、寂しさや、周囲の意見など、理由は初婚者とそれほど違いはないのが印象的ですね。

続いて、再婚するにあたって相手選びで重視したことは? 最初の結婚では少なからず外見や見栄を張れるような条件を気にしていたものの、再婚では自分が本当に必要な条件に絞った……という意見が多く聞かれました。例えば、「見た目よりも性格重視になった」「収入よりも、生活時間帯が合う職種の人を探した」「マメな人でなくては、自分はダメだと気づいた」「きちんとコミュニケーションがとれる人、という事だけにこだわった」など。「自分に合う相手」を自覚するのは意外に難しいものですが、一度目の経験で自分に合う相手が見つけられなかった人は、一般的な条件ではなく「私にはこれが大事」というポイントにこだわることが、幸せな再婚をする上でかなり重要なポイントと言えそうですね。

 失敗から学んだ「こうしておけばよかった」後悔・反省点

前回の結婚で学んだ点についても尋ねると、「親離れできていない人や、子離れができていない親がいる人は、結婚生活に支障をきたすことが多い」「金銭感覚の不一致は長続きしない」「生活時間帯の違う相手とは、努力してコミュニケーションをとらないと難しい」といった意見が並びました。中には、「新婚前後の浮ついた話は、結婚を続ける中で消えていったり、違うものになったりすることもあるとわかった」なんて厳しいコメントも。新婚時にした会話や約束に対して、後から「話が違う」と反発するよりも、最初から話半分で聞いておいたほうがいい……というのは、経験者にしか言えない提言ですね。このあたりは初婚の方も勉強になりそうです。

 再婚生活がうまくいくよう注意している点は?

最後に、再婚生活がうまくいくよう気をつけている点について。「前にどうして失敗したのかを忘れないようにしている」「夫の自尊心を傷つけないよう注意している」「自分の自由は少しだけ我慢するようになった」「黙っているとうまくいかないと実感したので、話し合いを持つよう心がけている」といった真摯な意見が並びました。前回の離婚原因を、「相性の問題だ」「相手が悪かった」「運がなかった」などと片付けることもできますが、「自分側にも何かしら原因はあったのだろう」と必要な反省はしっかりして、今回の結婚に活かしているよう。

再婚を望む理由は初婚とほぼ同じですが、幸せな再婚をしている人は、過去の経験から、

<1> 自分に必要なパートナー像が具体的にわかっている
<2> 前回の反省から、うまくいくように初婚時よりも自分を律している

という2点を活かして、よい家庭を築いていることがわかりました。相手が変われば自分の言動も変わるとはいえ、一度目の経験を活かせるのは、再婚のひとつの強みと言えそうです。再婚を考える方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(文/外山ゆひら)

※この記事は2014年08月18日に公開されたものです

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