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この世界記録が面白いっ!!ユニークな世界一に挑む、アスリート女子「ハイヒールで100mを14秒531」

さて、今回からはじまったこの企画では、『ギネス世界記録』編集部に身を置き、日々、「世界一」に浸る日々を送るスズが、同書から選りすぐりのギネス世界記録を紹介していきます。今回のテーマは、「ユニークな世界一に挑む、スポーツ女子たち」という企画。

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世界には、こんな驚愕の女子が存在するのです!

ハイヒールで走る100m最速記録

この記録を持っているのは、ドイツのジュリア・プリーチャーという人です。金ぴかのピンヒールのハイヒールで100mを駆け抜けた結果、彼女が出した記録は、14秒531、というものでした。記憶を、100m走に馴染みのあった小学生の頃に巻き戻してみると、確かに14秒台で100mを駆け抜けるというのは、かなり速いかもしれません。

でも、この記録、ハイヒールを履くという記録なだけに女性にとっては有利なはず。この記録の面白いポイントは、「ハイヒールで100mを全速力で!!」という発想自体。筆者の想像では、もしも真剣に挑戦する女子アスリートが登場したならば、案外、日本女子もこの競技で1位を狙えるのでは?

と思っていたりします。

ベビーカーを押しながら走ったハーフマラソン

女子が走る系の記録をもうひとつ。こちら、このベビーカーに座れる子供との協働挑戦となるわけですが、ハーフマラソンといっても21.0975 kmもの距離を走り抜けることを考えると、ここに座る子供にとっても、もしかしたら座っている技術と精神力が必要になってくるのかもしれません。

この記録に挑んだのは、アメリカ人のナンシー・シューブリングさん。彼女が叩きだした数字がかなり凄いもので、なんと、このハーフを1時間30分51秒で駆け抜けたのでした。単純計算はできぬとわかりつつも、これを倍にすると、フルマラソンは、ほぼ3時間ほどで駆け抜ける計算になります。

ベビーカーに乗っていたお子さんも、1時間半もの間、激しく揺れるベビーカーの上でよく頑張ってくれました。本当にアメージングです。

2分間に投げ飛ばした最多人数

こちら読んで字のごとく、2分間投げ飛ばし続ける最多人数の記録となります。

2分間という時間の中で何を投げ飛ばすかというと「60kg以上の人間」をです。

そして、「投げ飛ばす」ということの定義ですが、ギネスワールドレコーズのガイドラインにはこんなことが書かれています。頭の上まで持ち上げて、腕を真っ直ぐに伸ばして2秒間キープし、そして、投げ切らなければならない、と。

こちらの記録を打ち立てたのは、ポーランド女性のアネタ・フローチェクさん。

よほどの怪力ではないと、こんなことはできないはず。普通、60kgを持ち上げるっていったら、成人男子にだって、そうそう簡単にできることではありません。で、この怪力女子が2分間に投げ飛ばした、その数は? というと、なんと、12人にも及びます!! 10秒に1人ずつ投げ飛ばした計算となるのです。

考えただけで、クラクラしてきますが、この力持ちガールは、やはり、その実力を世界に示したかったのでしょうね。ちなみに、この記録の前保持者は、スペイン女子で、持ち上げた人数は、10人となります。

1分間に行った空手キック最多記録(片足)

ここまでは、欧米の世界一女子たちを紹介してまいりましたが、ニッポンの女子も負けてはおりません。彼女の名前は、小林由佳ちゃん。彼女が挑んだのは、1分間のうちに、どれだけはやく空手キックを繰り出せるか、という記録です。

淑女としての道を歩む方にとっては、「キックだなんて、そんなはしたないことは、一度もしたことがないわっ!」という方もいるかもしれません。しかし、そんな方にも想像だけでもしてもらいたいのですが、片足を浮かせたままの状態で、バタ足をどれだけすることができるだろうか?と。どうですか…?

脳内で再生してみることはできたでしょうか?そう、これ結構、大変ですよね。1分間だったら、数十回できたら、御の字だろうというところ。しかしです、この由佳ちゃんは、1分間に273回、1秒間に4.5回ものキックを、それもハイキックで決めているのです。

はぁーっ(溜息)。日本には、こんな大和魂を持っているサムライ女子もいるんですよね。

以上が今回の『この世界記録が面白いっ!』でしたが、いかがでしたか?

世界一は遠いと感じたかもしれないし、案外、わたしにもいけるのではないか?と思った人もいるかもしれません。

「誰もが”何か”で世界一になれる可能性を秘めている!」と信じつつも、やはり彼女たちの挑戦と偉業は、凄い集中力と努力に支えられているということだけでは、間違いのないことです。それでも、皆さんも、一生に一度、なにかで世界一になることを想像してみてはいかがですか?

(プロフィール)
スズ/ギネスワールドレコーズ編集部に身を置き、日々面白いギネス世界記録に触れながら、世界に挑む心の在り方を観察。「誰にでも挑戦舞台のある人生」「多様性のある世界」を夢見ながら、「世界一の物語」と共に旅を続ける。

※この記事は2014年08月01日に公開されたものです

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