恋愛が長続きしないと感じるアナタへ―相手の弱みをカバーしてあげる「相補性の原理」

付き合ってしばらくすると、いつもぶち当たる壁、倦怠(けんたい)期という一言では片付けたくない、そんなふうに進行形の恋人との関係で悩んでいる人はいませんか? 穏やかな空気が漂う素敵なカップルは、自然とお互いの足りない部分を補っている場合が多いのです。
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そんなカップルをお手本に、「相補性の原理」と言う現象に従って検証していきましょう。
相補性の原理とは?
性格の違うもの同士がお互いの欠点を長所で補い合う関係を「相補性の原理」と言います。ビジネスの面でも同じタイプの人間が集まっていては、協調性はあっても、発展していくことは難しいですね。お笑いの世界でも「ボケ」と「突っ込み」があって漫才が成り立つのです。
そのように凸凹したところをお互いに埋めていく作業を恋愛でも組み込んでいきましょう。
相補性でお互いの足りない部分を補っている
出会ったころは、お互いの似ている部分で安心感も沸き、親しくなる可能性がありますが、いざ、お付き合いが始まり、しばらく経つと、それだけでは関係性を保つのは難しくなってきます。ではお互いの足りない部分とは何でしょうか。
分かりやすく男女の役割で考えると、電子機器の配線は得意な男性に任せて、裁縫のボタン付けは女性がする。当たり前のように何気なく、そんなふうにお互いにできたら素敵な間柄ですよね。海外旅行などで自分の方が英語が得意なら相手を助けることも出来ます。
「相補性」とはさらに関係性を深めるのに重要な要素と考えられます。恋愛を長続きさせるためには必需品です。
相手の弱みをカバーしてあげる
ただ、それは自分の欠点をきちんと受け入れていて、相手にそれを任せることが出来る寛容さも必要です。例えば優柔不断な相手が、なんでもさっさと決断するあなたをいつも受け入れられるとは限らないからです。その点を見極めて相手の苦手な部分や弱みをさりげなくカバーできるといいですね。
少し踏み込んで考えると、学歴や経済力に自信のない女性が、経営者や弁護士などの高収入の男性と結婚することで、自分自身がそのような地位を得たと感じ、コンプレックスが軽減される傾向があります。それは心理的な一体感でお互いを補っているのです。
いつも彼との恋愛が長続きしないと感じたら、相補性の原理を利用して互いをカバーしあってみてはいかがでしょうか?
※この記事は2014年07月12日に公開されたものです