夏バテしない身体づくり! 専門家に聞く「免疫力を高める睡眠」のコツ
だんだんと蒸し暑い日が多くなり、「毎晩寝苦しい」「寝ても疲れがとれない」という方も多いのでは? 暑さが続いて免疫力が下がると、夏バテを感じたり、夏風邪にかかりやすくなったりします。そこで今回は、暑さに負けず健康的に夏を過ごすために、免疫力を高める眠りについて快眠セラピストの三橋美穂先生に伺いました!
「免疫と睡眠には深い関係があり、睡眠時間が6時間を下回ると、免疫力が低下すると言われています。これは、免疫細胞である白血球が、睡眠中や横たわっているときに骨髄で多くつくられるからです。また、睡眠ホルモンである『メラトニン』によって、免疫細胞が活性化するといった働きも報告されています」
寝ることで免疫細胞がつくられたり、活性化したりするんですね! とはいえ、特に熱帯夜は寝苦しく、熟睡できない気がします……。
「心地よく眠りたいなら、我慢せずにエアコンを適度に使う、冷却枕などで頭を冷やす、麻素材のシーツや寝間着を取り入れる、入眠しやすいようにぬるめの湯船に浸かる、就寝直前はPC・スマートフォンの使用を避ける、といったことを心掛けるといいですよ。それから、寝る前の簡単なストレッチもオススメです」
■寝る前の簡単ストレッチ法:肩をクルクル回す「三橋式 快眠ストレッチ」
1.筒状に丸めたタオルを背骨に沿って背中の中心に置き、仰向けに寝転がる。
2.両腕を真横に広げ、肩の高さで肘を90度に曲げる。
3.首を床に落とし、ゆっくり内から外へ肩を30回まわす。
4.手のひらを上にして体の横に置き、目を閉じて深呼吸を10回。
先生が挙げてくれた夏の快眠のコツは、どれも手軽に実践できそうなものばかり。快眠ストレッチも、背中の伸びが何とも言えない気持ちよさで、これなら無理なく続けられそうです。ぜひこれらの快眠のコツを取り入れて夏バテ知らずの健康的な夏を過ごしてくださいね。
(石井美智子/Playce)
※この記事は2014年07月04日に公開されたものです