お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

忘れてしまいたい失恋の傷とうまく付き合う方法「無理に忘れようとしない」

若いころの失恋は大した傷ではありません。しかし一つの恋の重要度が増すにつれ、失恋の傷も大きくなるものです。忘れたいのに忘れられない……とにかく苦しくてたまらない!と悩んでいる女子はいませんか? そんな方に向けて、傷とうまく付き合うためのコツを紹介します。

【意外な共通点!ハエも「失恋すると酒に逃げる」と研究で判明】

無理に忘れようとしない

失恋の傷は、思い出すだけでつらいもの。一刻も早く忘れたいと、頑張る女子も多いことでしょう。しかし実は、「忘れたくて仕方がないことは、無理に忘れようとしない」のが正解なのです。

1987年、ウェグナーという心理学者が、「映像と記憶」についての実験を行いました。被験者を3つのグループに分けて、それぞれに「映像を覚えておいてください」「考えても考えなくてもいいです」「絶対に考えないでください」とお願いしました。

一年後、映像について最もクリアな記憶を保っていたのは、なんと「絶対に考えないでください」と言われた人たちでした。これをウェグナーの「皮肉過程理論」と言います。「失恋」に置き換えて考えてみると、「忘れようと頑張れば頑張るほど、相手のことを意識してしまい、逆に忘れられなくなる」ということですね。

時間の経過と共に

忘れたいことを、意識しすぎては駄目……。言葉にするのは簡単ですが、実際にそうするのは難しいですよね。では具体的に、どうすれば失恋の傷とうまく付き合うことが出来るのでしょうか。答えはズバリ「時間」です。人の心を癒す特効薬は、やはり「時間」なのです。

記憶心理学では、「忘却曲線」というグラフが有名です。人が抱く「対象への興味」と「時間」の関係性が示されたグラフで、これによると人は、およそ半年を境にして対象への興味を大きく減少させます。失恋の傷がどんなにつらくても、たった半年の我慢だと考えてください。

半年の間に楽しいイベントをギュッと詰め込むのも良いでしょう。

すぐになんとかしたい場合には

最後に紹介するのは、上二つの方法ではうまくいかない!と考える女子に向けたアドバイスです。「考えるなと言われても無理!」「半年も待てない!」なんて思う女子は、思う存分悲しみに浸るのがオススメです。自分一人で抱え込めなくなったら、友人に話したり、紙に書きだしたりするのがオススメです。

きっと心がスッキリしますよ。

オトナ女子の心に、傷は付き物です。ぜひ上手に付き合うコツを身に付けてみてくださいね。

※この記事は2014年07月03日に公開されたものです

SHARE