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ダブルバインドを使った様々な応用法とは?「交渉時に二択で迫る」

ビジネスをするときや気になる相手をデートに誘うときには、誰でも「自分の有利になるように、交渉を進めたい!」と思うものですよね。そんなときに有効なのが「ダブルバインド」というテクニックです。聞きなれない言葉ですが、その意味を知り、大いに活用しちゃいましょう。

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ダブルバインドとは?

まずはダブルバインドという言葉の意味について説明します。この言葉を日本語に訳すとすると「二重拘束」となります。二つの選択肢を示し、相手にどちらかひとつを選んでもらうように仕向けるわけですが、どちらを選んだとしても最終的には示し手の得になるという状況を示します。

例えば「契約ノルマ数をアップしたいが、1年で12件増やすのと、1カ月で1件増やすのとどちらがいい?」という問いかけが、ダブルバインドにあたります。

ダブルバインドを使うメリット

ダブルバインドには、相手がどちらを選んだとしても「結局は自分の得になる」というメリットがあります。上の例で言うならば、どちらを選んでも結局ノルマがアップすることは変わりません。あえて相手に「選ぶ自由」を与えることで、相手の思考回路を一瞬止めることが出来ます。

「どうしてノルマアップしなければならないのか」ではなく、「(アップは前提として)どちらを選ぶのが得なのか」を考え始めるのです。どちらにしても「自分が決めた結果だから」と、納得してもらいやすいのもメリットだと言えるでしょう。

ビジネスに応用する場合

ダブルバインドはビジネスにおいてもよく使われるテクニックです。契約や購入をする場面では、あと一歩のところで迷う方も多いことでしょう。そんなときに「契約方法はAとB、どちらが良いですか?」などと提案されたら、つい「AとBはどう違うの?」と聞きたくなりませんか? こんな風に聞き返す相手は、もはやダブルバインドにはまっていると言えるでしょう。「契約するか否か」で悩んでいたはずが、いつしか契約することが前提に……。ぜひ上手に活用しましょう。

恋愛に応用する場合

恋愛でもダブルバインドは活用できます。気になる人をデートに誘いたいときには「映画に行くなら3日と7日、どっちがいい?」と選択肢を与えてみましょう。このときのコツは、どちらも相手が自由に動ける日であることを確認した上で、選択してもらうこと。

「どっちも空いていない!」では、ダブルバインドの意味がありません。

相手の思考をすり替えてしまうダブルバインドは、少々ズルイテクニックだとも言えるでしょう。相手にそのズルさを悟られないことが、ダブルバインド成功のコツ! ぜひ上手な選択肢を考えてみてください。

※この記事は2014年06月27日に公開されたものです

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