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雑学 北欧スタイル

女子向けのピンクのデザインがキュート!「レゴ」は北欧の大人たちも夢中!

北欧でも大人気のレゴ。女子向けの「レゴ フレンズ」はかわいいピンクと紫色のデザインが特徴的(Photo:Brukt etter tillatelse (R) 2014 The LEGO Group)

カラフルな組み立て式のブロックで知られるデンマークの玩具会社「レゴ/LEGO」は、日本をはじめ世界中で人気のある北欧ブランド。1932年に創業し、デンマークのビルンに本社を置く一族経営の会社です。

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現在は玩具の製造会社として世界第3位の売上高を誇り、北欧デザインを代表するブランドとなりました。デンマークのご近所であるノルウェーでも、レゴはどの家庭にもあるのではないかと思うほどの人気ぶり。首都オスロにあるおもちゃ屋さんでは、子どもが「これ買って!!」と親にレゴをねだる光景がよく見かけられます。

■父親も一緒に、夢中になって遊ぶことも

とあるノルウェーの家庭にお邪魔したところ、居間では女子向けの「レゴ デュプロ 眠れる森の美女シリーズ」で遊ぶ2歳の女の子の姿が。ピンクと紫色がかわいらしいお城を組み立てながら、お姫さまの格好をしたフィギュアでおままごとをしています。

愛娘の隣に座って一緒にレゴで遊んでいるのは、自身も子どもの頃にレゴで遊んでいたというIT会社で働く父親(38歳)です。

「ノルウェーにはレゴ雑誌もあって、組み立てが上手な子どもが紹介されることがあったんだけど、僕は表紙を飾ったこともあるよ。娘と一緒にまたレゴで遊べるなんて、うれしいね。昔はなかったデザインもあるからワクワクするよ」と微笑みます。

デンマーク本社の広報担当へレーネ・タイシェットさんは、レゴ人気の秘密について、「世代を超えて、みんなで一緒に遊べるという点が魅力のひとつ。子どもの頃にレゴで育った今の大人が、懐かしいおもちゃでわが子とまた遊ぶことができます」と語ります。

「壊れにくい高品質の素材で、ゲームとしても、言葉や色を学ぶ勉強手段としても活用できるので、子どもは何時間も飽きることがないのです。また、文字による説明等がないので、国籍を問わず誰もが簡単にレゴで遊ぶことができます。

購入者が組み立てたセットを動画投稿サイトのYou Tubeにアップする、ファン同士のコミュニティも人気がありますよ」(タイシェットさん)

■北欧の大人も愛する、癒やしのデザイン雑貨

デンマーク本社内の150人のデザイナーが働くオフィス。数々のレゴ作品がここで産み出される(Photo:Brukt etter tillatelse (R)2014 The LEGO Group)

レゴと育った北欧の親世代は、日本人が抱かない特別な親近感をレゴに感じるようです。オスロの福祉施設で働く日本人女性(40歳)に話を聞きました。

「ある日、社内で親睦を深めるためのセミナーがあったんです。そこで、各テーブルに座った社員が仲良くなれるように、組織心理アドバイザーの人が提案したのがレゴ・ゲームでした」と語ります。

「ブロックを時間内に早く組み立てることを競うゲームです。大人が楽しそうにおもちゃで親交を深めるなんて、日本人の私には不思議な光景でした。ノルウェー人にとってレゴは特別なものなのでしょうね」

■女性のニーズに応えた、ピンク色のレゴ

元々は男子向けのおもちゃというイメージが強かったレゴですが、2012年に、ピンクや紫色がかわいい「レゴ フレンズ」をリリース以来、女性の間でも人気に。

「『女子はレゴで遊ぶことに興味がないだろう』。レゴ社はかつてそう思い込んでいたのですが、調査をした結果、そうではないことがわかり、欧米では一般的なドールズハウスを中心とした商品をリリースしたのです」と広報担当のタイシェットさん。

商品発表後、顧客からの予想以上の高評価に、レゴ社の製作グループの社員は非常に驚いたとのこと。また、この結果、これまで子どものレゴの遊び相手といえば父親でしたが、母親も遊びの場に参加することが多くなったようです。

「男子は屋外でスポーツや乗り物を走らせるアウトドアな活動が好きですが、女子は家の中のインテリアにこだわります。キッチンまわりの料理道具、ソファのデザイン、トイレの設備、レジの中にお札があるかどうか、ピクニック道具はどんなものがあるかなど、男子とは異なり、細かいパーツに目が向くようです」(タイシェットさん)

■デンマークの「レゴランド」

デンマークの街・ビルンには、日本人旅行者も多く訪れるレゴの遊園地「レゴランド」があります。世界各国の都市のミニチュアがレゴで再現されており、ノルウェーでは、学校が春休みや夏休みに入ると、家族連れでレゴランドを訪れる人が続出するほど。

2016年にはレゴランドは名古屋にもオープン予定のようです。国境を越えて愛されるレゴの世界観。日本でもいつかレゴと育った親世代が、次世代の子どもと一緒になって遊ぶ姿が普通になる日がくるのかもしれませんね。

●文・鐙麻樹
Photo/Brukt etter tillatelse(R) 2014 The LEGO Group

■著者プロフィール

鐙麻樹(あぶみ あさき)。上智大学フランス語学科2008年卒業。オスロ大学メディア学学科2012年卒業。同大学大学院メディア学修士課程在学中。ジャーナリスト、フォトグラファーとして、雑誌、WEB、旅行ガイドブックを中心にノルウェー現地から数多くの原稿や写真を寄稿。6カ国語の海外ニュース翻訳家、メディア/企業コーディネーター兼アドバイザーとしても幅広く活動中。
ホームページ http://www.asakiabumi.com/
All Aboutノルウェーガイド http://allabout.co.jp/gm/gp/1080/
地球の歩き方オスロ特派員ブログ http://tokuhain.arukikata.co.jp/oslo/

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