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この部のために入学した強者も!『東大レゴ部』ってどんな部活?

皆さんは「レゴ(R)」で遊んだことはありますか? レゴは、デンマークの玩具メーカーであるレゴ社が販売している組み立て式ブロック玩具のこと。子供だけでなく、大人にも高い人気を誇る玩具です。

さてこのレゴですが、東京大学には『東大レゴ部』なるサークルがあるそうです。レゴをひたすら作る部活なのでしょうか? どんな活動をしているサークルなのか、東大レゴ部・川下翔平さんにお話を伺いました。

最初は一回限りの集まりだった

――東大レゴ部とはどんな部なのでしょうか?

川下さん 東大レゴ部はレゴブロックでの作品制作を目的としたサークルです。学園祭での展示を行うために、学園祭前の数カ月間、不定期で集まって作品制作を行っています。

――レゴ部はいつから活動している部活なのでしょうか?

川下さん 当部は、2007年の五月祭(東大の学園祭)で、レゴの安田講堂を展示することを目的として結成されました。結成時は安田講堂の制作のみで解散するつもりでしたが、五月祭の人気投票で1位をいただいたこともあって、サークルとして活動を続けることになり、毎年作品展示を行っています。

――最初は一回限りの集まりだったのですね。現在の部員数を教えてください。

川下さん 部員は1年生から4年生まで20名が在籍しています。

――活動内容、また活動実績を教えてください。

川下さん 2007年から毎年、五月祭での展示を行っています。2010年からは、秋に駒場キャンパスで開催される駒場祭でも企画展示を行っています。学園祭以外でも学外で展示を行うことがあり、高島屋日本橋店での作品展示を行ったこともあります。

現在、直接ご覧になれる当部の作品としては、本郷キャンパスに安田講堂と赤門が、駒場キャンパスにユータスくん(教養学部のマスコットキャラクター)があります。レゴの赤門は、赤門横のコミュニケーションセンターの入り口付近に設置されており、本物の赤門と見比べることができます。

――赤門の見比べというのは面白いですね。部全体ではなく、個人でも活動されている方もいると聞きましたが……。

川下さん 個人の活動ですが、OBの三井淳平先輩は作品制作や海外でのレゴ教室開催などが評価されて東京大学総長賞を受賞。現在はレゴ社認定プロビルダーとして活動しています。

――世界的な評価を得ているOBの方もいるんですね。そういったOBの方々の活動を見て、レゴ部に入るために東大に入ったという方はいますか?

川下さん 部員の中には、レゴ部に入るために東大に入ったという部員も実際にいます。部員の多くは入部前からレゴ部の存在を知っていましたが、中にはレゴ部に入るまでレゴに触れたことのなかった部員もいますよ。

――今後の展望などを教えてください。

川下さん 今後も引き続き、当部の作品を楽しんでいただけるように新たな作品を制作していきます。

レゴ社認定プロビルダーを輩出するなど、優秀なレゴ好きが集まる東大レゴ部。機会があれば展示会に足を運び、彼らの作品の「すごさ」を目にしてみてください!

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年06月10日に公開されたものです

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