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社員を奴隷化するブラック企業の手口とは?「上から抑圧し、洗脳」


最近、よく耳にするようになった「ブラック企業」。インターネットで会社名を検索したら、すぐに「ブラック企業」という検索ワードが表示されるほど、今や働く人の常識にもなりつつあるブラック企業ですが、どういった手口で社員を働かせているのでしょうか。

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まずは洗脳から

ブラック企業の手口は、まず新入社員の洗脳から始めます。就業経験のない新入社員にとって、初めてみる会社のルールや常識を、これが当たり前だと徹底的に植えつけます。中には反論する新入社員や、従わない社員も出てきますが、その社員たちを徹底的に上から抑圧することで、何も言えなくさせます。

そうなると他の新入社員たちは、この会社はおかしいと感じていても、それを表だって口に出すことはしなくなります。新入社員同士の間でも告げ口をする者など出てくるため、不信感の塊になってしまい、どこにも相談することができなくなってしまいます。

中には会社がおかしいと思うことが悪のように考えるようになり、会社に洗脳されていくようになります。こうなると経営者の思うつぼで、休日出勤やサービス残業といった長時間労働が当たり前のようになってきます。

この洗脳によって、経営者の思いどおりに働く社員が増えてしまい、ブラック企業はいつまでたってもなくならないといったことになります。ここで洗脳されない人社員は、すぐに会社に見切りをつけ、転職していきます。

宗教と同じ

ブラック企業はいわば新興宗教と似たようなものと言えます。新興宗教団体は教祖のカリスマ性を表面上は打ち出していますが、実際は宗教に入信させようとしている人を信者が取り囲み、長時間、いかに教祖さまが素晴らしいかを説くことで洗脳し、宗教に入信させたり、多額の寄付をさせます。

この手口は、そのままブラック企業の洗脳方法にあてはまります。

よくブラック企業に入社した方が、まるで宗教と皆同じように口を合わせて言うのも、こういった流れがあるからです。

ブラック企業に入社してしまい、その会社がブラックだと分かった上でも、会社を辞められない若者が増えています。日本の社会は継続こそが美徳とされており、我慢できないから逃げ出したと捉える方も少なくありません。

また、転職の際に、すぐに会社を辞めていると不利になるからという事も知っているため、一定期間はガマンし続ける若者が多いようです。

※この記事は2014年04月03日に公開されたものです

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