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小説 2人の道の向こうに

週末に会えれば脈あり!? 彼に彼女がいない確証がほしくて

鈴さんは抑えた口調でこう言った。
「出会ってだいぶ経つんだよね?
でも食事に1回行ったきりって、あんまり脈がない気がする。
いくら出張で忙しいって言っても……」
痛いところをストレートに突かれて、唇をかみしめた。
私もうすうす思っていたことだけど、認めたくなくて反論する。
「でも、お土産をくれたし、デートの誘いも……」
「そういう細かいことで愛情をはかるのって、
意味がないんじゃないかな」
『結婚』にたどりつく人は、そういうモノの見方をするのか
と驚いた。鈴さんだけかもしれないけど。
「ねえ、他の土日に誘ってみたら? それも2週連続で。
もし彼女がいるなら、1週はなんとかできても、
連続は難しいと思うから」

鈴さんのアイデアに素直に従い、要さんにメッセージを送った。
どうかOKしてくれますように。
どうか彼女がいませんように。
そう願いながら。
要さんからの返事は、1週だけOKという内容だった。

微妙な結果で、不安を解消するどころか、かえって混乱した。
彼女がいないという証明にはならないけれど、
彼女がいるという証明にもならない。
忙しい合間をぬって朝活英会話に参加するくらいの人だから、
なにかしら予定が入っていても不思議じゃないし。
1週だけでも会えるなら、
十分脈があるんじゃないかと期待してしまう。

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