割り切った関係を望む男性心理。本気に変わる可能性は?
割り切った関係を望む男性心理とは?
男女どちらも割り切った関係を望む人はいますが、その数は圧倒的に男性のほうが多いものです。
本能だとかなんとかよく言いますが、理由をもう少していねいに探っていきましょう。
男性が割り切った関係を望む理由
まずは、女性とセフレなどの割り切った関係になったことがある男性に、なぜセックスだけの関係を望むのかアンケートを実施。本音に隠れた心をじっくり見ていきます。
(1)本命彼女と会えない寂しさから
・「彼女となかなか会えないとき」(28歳/商社・卸/事務系専門職)
つまり、心の拠り所は彼女だけど、カラダの拠り所を探したいという効率論を求めた結果の割り切りです。
遠距離恋愛などのカップルによくある理由ですね。実はこういう主張をする男性は、じゃあ本命彼女に頻繁に会えるようになれば割り切りを解消するのかといわれると、そうでもなかったりします。
この手の男性は、彼女に会えないから浮気をするのではなく、手に入る女の子が近くにいるから浮気をするという、ある種の逆転的発想を正当化しています。
(2)たくさんの人と関係を持ちたい
・「いろんな人と関係を持ってみたいから」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)
わかる! わかるよ! 男だもんね……。とはいえ、この手の「たくさんの女子と寝たい願望」は、単純に“経験不足の不安”が原因である場合があります。
この場合は、きちんと彼のテクニックを伸ばし、コミュニケーションを取れる相手ができると、自然と願望はおさまっていきます。
結局のところ女性の腕次第、ということかもしれません。
(3)振り回されるのは面倒
・「生活に支障が出ない恋愛はときおりしたくなります」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
過去に重い女子と付き合った経験のある男性がよく言うセリフかもしれません。
私生活にグイグイ食い込まれるとびっくりして引いてしまう気持ちはよくわかります。
とはいえ、適度な距離感で生活を支えてくれる彼女ができても、やっぱり振り回されるのもいいかも……なんて簡単に浮気することもあるので、彼の言葉を過信しすぎるのは要注意です。
(4)楽に恋愛したい
・「深みにはまらない恋愛の方が楽そう」(25歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
言い換えれば「責任は取りたくない!」というワガママな主張に聞こえますが、もしこの言葉を割り切った関係のあなたに向けて言っているなら、それは「お前とは深みにはまらない関係でいたい」という間接的な告白でもあります。
男性の理由を見ていくと、自分の状況に「それっぽい理由」をつけているだけのように感じませんか。そもそも浮気に対するハードルって、男性のほうが圧倒的に低いものです。
それは本能的な理由もありますが、セックスにおける男女のやることのちがいも関係しています。
男性のセックスは、言うなれば出すセックス。女性のセックスは受け取るセックス。受け取った側には妊娠のリスクもあるのです。
だからこそ、女性のほうがセックスに慎重になり、男性のほうが前のめりになりがちなのかもしれません。
いろんな男性心理が関係しているとは思いますが、行為後に残る責任の軽さが、男性が「割り切った関係」を軽々と望む大きな理由のひとつな気がします。
どうして彼は「付き合う」じゃダメなの?
割り切った関係と恋人の最大のちがいは、「付き合う」ことを了承し合っているかどうかです(不倫の恋はまた少しちがいますが)。
でも、セックスする関係なのに「付き合う」ハードルを超えるまでに至らないのはなぜなのでしょう。
ひとつは、男性の中で「女性とセックスすること」がゴールになって、1回してしまうとそれ以上の関係性を築くメリットを感じられなくなることにあります。いわゆる面倒は背負い込みたくない、というやつですね。
もうひとつは、そもそも彼があなたをたいして好きではなかった、という可能性があります。
つまり「好きじゃなかったけど目の前に出されたから食べた。今も出され続けるなら食べる」という状態だと、当然付き合うとか特別な関係には至りません。
あえて割り切った関係を選択するのには、男性の美学がいろいろあるように感じますが、好きだったらもっと相手を知りたいと思うのは人間として同じ。
つまり付き合うことを選択しないのは、興味が薄れているか、もともと興味がないかのどちらかではないかと思うのです。