転職を考えるアラサー独女は59.4%! 「昇給制度がない」「上司の方針を理解できない」
恋も仕事も人間関係も……それなりにいろいろな経験を積んできたけれど、おひとり様ってちょっと複雑!? 未婚のアラサー女子ならではの心境をセキララにつづります!
アラサー独女なら恋愛や結婚の話で、「隣の芝生が青く見える」経験を一度や二度はしたことがあるのではないでしょうか。そして、結婚がまだなら、今のうちに仕事環境をよりよく整えたい、と転職も視野に入れてみたり……。実際、「転職」を考えたことがある独女は、どのくらいいるのでしょうか? アラサー独女に聞いてみました。
Q.「転職」について考えることはありますか?
「ある」59.4%
「ない」40.6%
約6割のアラサー独女が、「転職」を考えると答えました! では、その理由を具体的に見ていきましょう。
会社や職場に問題があり、「転職」を考えざるを得ない
・「昔体質の会社で使い捨てみたいに人を使うから」(27歳/医療・福祉/専門職)
・「スキルの向上が見込める職場ではなく、福利厚生がしっかりしていないから」(29歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「昇給制度がないので、永遠にこのままのお給料かと思うと、転職を考える。とりあえず1月から資格取得のために学校へ行こうと思っている」(30歳/機械・精密機器/営業職)
職場環境はいろいろですが、キャリアアップしにくい仕組みの会社もあります。そんな職場の場合、年齢的にも、今のうちに転職を考えざるを得ないことも。
人間関係が原因で「転職」を考えている
・「上司の方針を理解できないことが多々あるから」(28歳/自動車関連/技術職)
・「若い子が多いので、このままお局になるのは怖いから」(26歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「今の会社の仕事がつらくなってきた。まわりの同僚が性格のきつい人ばかりで、仕事がつらい。資格を取って転職したい」(30歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
入ってみないとわからないのが、同じ職場で働く人たちの「人間関係」。会社の仕組み同様、「人の問題」も、自分ではどうにもならない部分が大きいですよね。コミュニケーションのとり方次第で、少しでもいい方向に変わるといいのですが、それも難しいと転職を考えざるを得なくなりそう。
今の会社では、将来どころか現実も危うい
・「来年から人事制度が変わって、給料が下がる見込みだから」(30歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「ボーナスも寸志で、月給も年々減っているので、生活できなくなってきたから」(33歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
不況から徐々に脱出しつつある会社もあれば、そうでないところもまだまだたくさんあります。将来が危ういどころか、現実に危うさを感じる場合、やはり「転職」を考えてしまうようです。
今だから、この仕事ができるけど……
・「このまま定年まで続けていられるか、体力やモチベーション的に不安」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「2時間通勤が最近体にこたえるから。次第に仕事がしんどくなるばかりで、楽しさもなく人間関係も行き詰まっているから」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「16時間勤務。土日祝に休めない。残業代が出ない」(26歳/小売店/販売職・サービス系)
体力・気力が十分にあるアラサーだから、まだなんとかやっていけるものの、この先、年をとったときに「果たして、同じようにできるんだろうか」と考えざるを得ない職種や職場もたくさんあります。自分の体調管理は大事ですからね。
今の仕事では、結婚や子育てができそうにない……
・「子どもができたら、今と同じ仕事量をこなす気がないから。でも、仕事を辞めると生活が苦しくなるのではないかという思いもあり、悩んでいます」(27歳/生保・損保/販売職・サービス系)
・「今後、仕事と家事のバランスを考えるから」(28歳/金融・証券/営業職)
今後、結婚・出産を考えるなら、仕事と家事・育児が両立できる職種・職場でありたいもの。今の会社で仕事と家事・育児の両立がきびしそうなら、転職を考えなきゃならないのが働く女性の現実です。家庭との両立が可能な制度の整った職場が増えるといいですね。
このように、アラサー独女で「転職」を考えている人にその理由を聞いてみると、職場環境の悩みから、将来の子育てを見据えた仕事と家庭の両立への不安など、さまざまな点が挙げられました。働く女性の現実はかなり厳しいということなのかもしれません。みなさんは、「転職」についてどう思いますか?
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2013年12月~2014年1月にWebアンケート。有効回答数197件(26歳~34歳の未婚の働く女性)。
※この記事は2014年01月20日に公開されたものです