不安な時ほど、人を好きになってしまう理由とは?「ウォルスターの実験」
恋愛している時の感情というものは、自分で気持ちをコントロールできない不思議な感覚に陥ってしまうものです。もっとも、それが恋愛というものなのでしょうが。人はどのような状況の時に人を好きになりやすいのでしょうか?
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その感情を心理学的に分析した実験結果を紹介しましょう。
恋愛感情をコントロールする
社会心理学では、人間の恋愛感情における深層心理がどのような状況で変化するかという実験が頻繁に行われており、その結果が報告されています。自分の恋愛感情をある程度コントロールするためには、これらの実感から導き出された結論を、一般常識として知っておくことも有益でしょう。
ウォルスターの実験
著名な心理学者であるウォルスターは、学生を使って次のような実験を行いました。性格診断テストの結果を受け取りに来た女子学生にサクラの男子学生がデートに誘うという内容の実験です。その結果は、性格診断テストの結果が悪かった女子ほど、男子のデートに応じていた、というものでした。
人間の「親和欲求」
ウォルスターの実験結果は、「人は気分が落ち込んでいる時ほど恋愛感情が起きやすい」というもので、これは心理学用語で「親和欲求」と呼ばれています。つまり、人は不安的感情やマイナスの心理状態にある時に、その不快な情緒を回復させる目的で異性を近づける傾向があるということですね。
落ち込んでいる特に近づく異性
気分がひどく落ち込んでいる時に、優しくフォローしてくれる異性がいたら、その人物の性格や人間性を深く洞察する警戒心が緩むともいえます。そういえば、仕事でミスをして暗い気分になっている女性に、優しい言葉をかけてくれる男性がいたら、思わず惚れてしまうこともあるかもしれません。
しかし、われに返って後悔する場合もあるようですが……。
ブルーな気分の時ほど慎重に
「親和欲求」は、感情的に流されやすい女性に強く見られる法則なので、この法則を知っておけば、いくらブルーな気分で誰かにすがりたいような時でも、軽はずみに男性の誘いに乗って後悔するようなことはないでしょう。
不安感が強い時ほど、慎重に行動したいものです。
※この記事は2014年01月20日に公開されたものです