重要な情報を引き出せる質問のかけ方とは?「ポイントを絞って質問する」

ニュースや情報番組で頻繁に目にする記者会見やインタビューの映像。そのとき、記者やインタビュアーの人たちは、欲しい答えを引き出すために力を尽くしているのを感じさせますよね。「欲しい答えを得るための質問の仕方」はきっと仕事などに生かせるはず! 基本的なポイントを確認してみましょう。
【自分が不利にならない反論の仕方「質問する」「答えを先送りする」】
十分に下調べをしておく
相手に質問を投げかけるには、事前に相手のことをよく知っておくほうが断然有利ですよね。インタビューをするなら、相手や相手の会社のホームページをチェック。対個人の¥質問なら、SNSやブログなどで、その人自身を知ることも大事です。
まずは全体をチェックし、その雰囲気を掴みます。そして概要を確認。何を扱う会社で、どの程度の規模なのか、利益はどのくらいなのか。その人がどこの学校出身なのか……などなど、ホームページやSNS、ブログは重要な情報の宝庫と言っていいでしょう。
さらに、企業のホームページなら社長からのメッセージや就職活動中の学生向けのページなどをチェックすると、会社がどういう方向性を出そうとしているのかが分かるのでおススメです。
もちろん、目を通した部分全てを覚えても仕方がありませんが、話のネタに使えそうな情報は、印刷するなどしてキープしておいてもいいでしょう。相手を知ることで、自信を持つことができます。
質問の用意の仕方のコツを知る
例えばライターが取材に行く場合、相手から話を引き出すには、まず相手の口を柔らかくすることが大事です。相手が緊張しているようならちょっとした雑談でほぐすのもいいでしょう。これはライターによる取材ではなくとも同様。
相手が話しやすい環境を作ることが、話を引き出しやすくしてくれます。
そしてなんといっても質問の仕方が大変重要です。せっかく話しやすい環境を作っても、例えば「スマートフォンの機能についてどうお考えですか?」のように、質問自体が漠然とした内容だと的が絞りにくく、残念ながら空振りに終わってしまった……なんていうこともあります。
そうならないためにも、「スマートフォンの○○機能の△△についてどのようにお考えですか?」のように、ピンポイントを狙った質問内容だったり、その時の心境を問うなど、ポイントを絞ったものにするといいでしょう。
また、回答にさらに突っ込んだ質問をすると、より深く掘り下げた回答を得られることも多いもの。重要なポイントなら特に、こちらの突っ込みで話をどんどん膨らませましょう。
インタビューに限らず、仕事や日常の中で、相手への質問をするときにこれらのポイントは役に立つはずです。これであなたも質問上手になれるかも!?
※この記事は2013年12月19日に公開されたものです