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自分が不利にならない反論の仕方「質問する」「答えを先送りする」

相手の意見に賛成できない……でもはっきり反論してしまうと角が立つ。こういうことって多いですよね。ではどうすれば、相手の顔をつぶすことなく、自分の本当の気持ちを伝えることができるのでしょうか?

【意見が通りやすくなる一言・テクとは?「わざと反論されるヌケを作る」「チームの利益になる点を強調」】

質問形式で自分が不賛成であることを匂わせる

いきなりバッサリと「私はその意見には賛成できかねます!」と言ってしまうのではなく、いったん相手の意見を受け入れ、その後で質問という形でさりげなく自分の意見を伝えていくテクニックです。

反対を匂わせる言葉が出てこないので、相手は反論されているとは気がつきません。この「反対を匂わせる言葉を出さない」というのがポイントで、反論されれば論破したくなるという人間の心理をつき、一見認めてもらっているかのような雰囲気の中で堂々と自分の意見を言えば、相手の心にも余裕ができて「そういう考え方もあるのか」と納得しやすくなります。

答えを先送りする

すぐに答えを出す必要のない場合には、「とりあえず保留にしておいて、もう少し様子を見ませんか?」と先送りする方法もあります。相手のタイプによっては納得してくれず、「もう少しって一体いつまで待てばいいの?」「そうやって問題を先送りにするからいけないのよ!」などと余計にくってかかられることもありますが、たいていの場合は相手もクールダウンし、「そうね。少し様子を見ましょうか」と言ってくれるものです。

例えば、自分では絶対にうまくいかないだろうという確信のあるプロジェクトに、相手が大ノリ気なとき。こんなときは、相手が勢い込んでいるだけに、正面から反論をしてしまうと相手が気分を害してしまいます。

そこで「とてもいい考えだとは思うけど、とりあえず、もう少し様子を見てみようか?」と言ってみるのです。すると相手は「分かった」と言うしかありません。

相手の気持ちを踏みにじることなく、自分の主張も通してしまうテクニックですね。結果的に断ることになるとしても、時間を置いて考えたという事実があるので断りやすくなります。

※この記事は2013年10月08日に公開されたものです

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