専業主婦になりたいと思ったことはある、4割。「保育園で泣かれたとき」
「仕事と育児の両立なんて自信ないし、いっそのこと妊娠を機に専業主婦になろうかな」なんて考えている人もいるのでは? そこで職場復帰を果たした先輩ママに「専業主婦になりたい」と思ったことがあるかどうかをアンケート! そう思った理由についても聞いてみました。
「思ったことはない」が6割と、思わない人の方が多い結果に。職場復帰してからの感想なので、6割以上の人が“働くママ”である現状に満足しているということに。その一方で、専業主婦になりたいと思ったことがある人も4割近くにのぼりました。専業主婦になりたい、そう思った理由とは……?
■保育園で泣かれると……
・保育園に送っていくとき、子供が寂しそうにママーママーと叫ばれると、仕事を辞めてもいいかなぁと思うこともありました。(情報・IT/クリエイティブ職/13年目)
・子どもが泣いて、ママと離れたがらないとき。(生保・損保/事務系専門職/10年目)
・保育園に行くときに泣いてしまう。(団体・公益法人・官公庁/技術職/10年目)
■病気のとき、十分にケアできない
・子どもの体調がイマイチでも保育園に預けて働かなければならない、という状況が続いたとき。大切な子供を最優先にできない葛藤が強かった。(建設・土木/事務系専門職/12年目)
・子どもが熱を出してもずっとそばにいてあげられないとき。(商社・卸/事務系専門職/6年目)
・子どもが病気のとき。「明日は保育園預けられるかなぁ」と思っている自分がイヤ。(医薬品・化粧品/技術職/10年目)
■家事まで手が回らない!
・がんばってもがんばっても、家の中がぐちゃぐちゃなとき。二足のわらじじゃないけど、結局社会人としても妻としても母としても満点をもらえない状況を感じて。(団体・公益法人・官公庁/技術職/14年目)
・帰った後の家事がきつい。(情報・IT/事務系専門職/5年目)
・自分の時間がまったく取れず、いらいらして余裕がなくなり、結果こどもにしわ寄せがいってしまったとき。(小売店/販売職・サービス系/11年目)
■専業主婦のママを見て
・子どもが大きくなって「お帰りなさい」が言えないこと。保育園のお友達は一律両親が働いているので大差がないが、小学校はお母さんが家にいる子が圧倒的に多い。(ソフトウェア/技術職/15年目以上)
・子どもが病気のときや、専業主婦が日中子どもと遊んでいるのを見て。(マスコミ・広告/営業職/15年目以上)
■子どもの成長が見たい!
・今、育児休暇中ですが、子どもの成長は早く、子どもと過ごす時間を長く作りたいと思うので。(印刷・紙パルプ/クリエイティブ職/6年目)
・ 子どもと遊ぶ時間がもっとほしいとき。(医療・福祉/専門職/10年目)
・ 子どもが3歳までは家で見てあげたかった。(その他/事務系専門職/10年目)
■仕事が思うようにできない
・子育てを優先するために、仕事を思うようにできないとき。出産前よりも仕事ができないと感じて、「だったら専業主婦のほうがいいかな」と思うことがある。子どもが感染症になったときなど、1日は仕事を休めても、連続して休むのが難しい。今は親を頼りにしているが、「もし近くに親がいなかったら」と思う。(団体・公益法人・官公庁/専門職/10年目以上)
・子どもがいることで上司に嫌みを言われたとき。(通信/事務系専門職/10年目)
「朝、別れるときに子どもが泣いてしまう」「病気のときにずっとそばにいてあげられないから」などの理由が挙がりました。一生懸命に働いているのに“子どもに寂しい思いをさせているのでは?”と思ってしまうなんて、とても切ないですね。また「もっと一緒に遊びたい」「成長が見たい」と、今だけのかわいい時期を一緒に過ごしたいというママの思いも伝わってきました。そして「家の中がぐちゃぐちゃ」「仕事が思うようにできない」と、仕事と育児・家事を両立させる大変さも浮き彫りに。仕事と育児をバランスよく両立させるためには、“家事は上手に手抜きする”“仕事は効率よく、できないことは断る”“完璧を求め過ぎない”など、ある程度の割り切りが必要のようです。
※『マイナビウーマン』にて2013年10月にWebアンケート。有効回答数143件(22歳~40歳以上の働く女性)。
※この記事は2013年12月04日に公開されたものです