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どこからが「使いすぎ」? 収入と支出のベストバランス

  • 大好きなPink Mixの洋服。「プレゼント用に包装してもらい、自分へのご褒美にしています」とくみさん。

花輪 「貯金」や「節約」というと、何はともあれ我慢! というようなイメージがありますが、むしろ大切なのは「お金の流れは自分でコントロールする」という意思。「経済的自立」を意識することで、お金の使い方も変わってきます。くみさんの場合、まずはご両親からの支援が月々いくらくらいあるかを把握しましょう。支出額を「自分の出費」と「両親の出費」にわけて内訳を書き出してみるんです。そのうえで、設定した月々の予算が足りているかどうかをチェックします。

編集部 冷静に向き合ってみると、自分では我慢していたつもりだったのに、案外無駄遣いしてしまっていたということにも気づきそうです。

花輪 忙しくて、家計簿をつけられないという人は、銀行の通帳を家計簿代わりにするのがオススメです。まず、水道光熱費や通信費などはすべて口座引き落としにすれば、月々の金額の推移がひと目でわかります。現金で使う分は一カ月に使える予算を最初に決め、それ以上はおろさないようにします。ちょこちょこ引き出さないのがポイントです。

編集部 細かく家計簿をつけなくても、結果的に予算内でやりくりできるんですね。

花輪 それすらも面倒という人は、通帳の残高だけ確認する方法もあります。たとえば、くみさんを例にとると、月々3万円ずつ貯蓄しているとのことですので、「預金残高が毎月3万円ずつ殖えている」など順調に増えているようなら大丈夫。逆に、残高が減っている月は何があったのかを確認し、無駄遣いが原因の場合は翌月気をつけるというやり方です。

支出を減らすだけではなく、収入を殖やす工夫も

経済的自立を手に入れるには、節約はもちろん、今後のキャリアプランにも目を向けたいところです。もし、今の職場が長く働き続けるのが難しいような場合は、転職も視野に入れる必要があるかもしれません。収入は変わらなくても、通勤しやすくなったり、働く環境がよくなったりすれば、仕事が続けやすくなり、収入が途絶えるリスクを軽減できるかもしれません。もちろん、転職したせいで、環境がより厳しくなることもあるため、しっかり下調べしてのぞみましょう。(花輪陽子)

※この記事は2013年11月26日に公開されたものです

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