あなたはいくつ覚えている?かつての流行語大賞たち「すったもんだがありました(1994年)」

今年は流行語の豊作年といわれています。林修先生の「今でしょ!」に半沢直樹の「倍返しだ!」、あまちゃんの「じぇじぇじぇ」、さらには滝川クリステルさんが言った「おもてなし」など、どれが流行語大賞に選ばれてもおかしくありません。
【松本人志が『流行語大賞』に本音。「ある意味で“言葉狩り”」】
さて、皆さんは、過去の流行語大賞にどんなものがあったか覚えていますか?今回は、過去の流行語大賞たちを紹介します。
中には「そんなのあった?」となるものも……
●同情するならカネをくれ(1994年)
当時放送されていたドラマ『家なき子』で主演の安達祐美さんが言ったせりふがそのまま流行語大賞になりました。ある程度の年齢の人じゃないと、もう分かってもらえない言葉になっちゃいましたね。
●すったもんだがありました(1994年)
「タカラCanチューハイ」のCMで宮沢りえさんが言ったせりふが流行し、1994年の流行語大賞になりました。30代以上の人にとっては非常に懐かしく感じる言葉ではないでしょうか?
●自分で自分をほめたい(1996年)
アトランタオリンピックの女子マラソンで銅メダルを獲得した有森裕子さんが、ゴール後のインタビューで言った言葉です。涙を流しながらのインタビューに多くの人が心を打たれました。
●友愛/排除の論理(1996年)
1996年は、有森裕子さんの言葉以外にも、当時民主党の代表だった鳩山由紀夫氏の言葉が選ばれています。「友愛」は「友人や兄弟の間の愛や友情」のことで、つい数年前もよく耳にしましたね。「排除の論理」というのは、盟友だった武村正義議員(1996年当時)の民主党への入党を拒否した件を指す語。
当時は話題になりました。
●ブッチホン(1999年)
当時、内閣総理大臣だった故・小渕恵三氏が、小室哲哉さんや瀬戸内寂聴さんに唐突にかけた電話のことを指す言葉。小渕の「ブチ」と電話の「テレフォン」を掛けた造語です。政界関係者や芸能人だけでなく、一般市民にも電話をかけようとした逸話もあるそうです。
首相からいきなり電話が来ても、イタズラだと思ってしまいそうですね。
●タマちゃん(2002年)
2002年に、東京の多摩川に出没したアザラシの愛称です。多摩川なので「タマちゃん」という実に安易な愛称です(笑)。覚えやすいのと、毎日のように報道番組で取り上げられていたので、今でも覚えている人は多いでしょう。
現在の消息は不明とのことです。他にも、那珂川のナカちゃんというアザラシもいましたね。
●毒まんじゅう(2003年)
2003年の流行語大賞の一つがこの言葉でした。この年に行われた自由民主党総裁選挙で、村岡兼造氏が反対派を支持。このことに対して、野中広務氏が「毒まんじゅうを食らったのではないか」と発言しました。今思うと、なぜこの言葉がはやったのかいささか疑問ですよね(笑)。
●チョー気持ちいい(2004年)
アテネオリンピックで、水泳の北島康介選手が金メダル獲得後のインタビューで言った言葉です。非常にインパクトのある言葉ですので、今でも覚えている人も多いでしょう。というより、もう10年近く前の流行語だったんですね……。
過去に流行語大賞を受賞した言葉の中から、いくつか紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 皆さんはいくつ覚えていましたか? 他に、「どげんかせんといかん」や「だっちゅーの」、「メークドラマ」などもあります。
さて、今年はどの言葉が大賞を受賞するんでしょうね。
(貫井康徳@dcp)
※この記事は2013年11月15日に公開されたものです