夜ふかしの相棒！ 好きな深夜ドラマは？⇒「時効警察」「33分探偵」「勇者ヨシヒコ」
今まで気にはなっていたけれど、“詳しくは知らない”、“どんな内容なの？”と疑問に思っていたさまざまなエンタメ情報をご紹介！ スキマ時間に読んで、女子会や飲み会での話題にも♪
ゴールデンタイムには多数の人気ドラマがありますが、23時以降に放送される、いわゆる「深夜枠」にもディープなファン層を獲得している作品が少なくありません。中には、人気に火がついてゴールデンタイムに進出したり、映画化されたりするものもあるほど。みなさんの好きな深夜ドラマはどの作品でしょうか？ 働く女性に聞いてみました。
＜人気によりシリーズ化！＞
■『時効警察』シリーズ
・「オダギリジョーと麻生久美子のやりとりがとても好きだった。ほかの脇キャラも個性的でよかった」（29歳／金融・証券／秘書・アシスタント職）
・「ゆるい感じなのですが、三日月と霧山の微妙な関係がドキドキしました」（29歳／商社・卸／事務系専門職）
『時効警察』は、オダギリジョーさん演じる主人公が、時効成立済みの未解決事件の真相を解明していくコメディタッチのミステリー。ヒロインである婦警役の麻生久美子さんをはじめ、登場人物のユニークなキャラや、独特の会話のやりとりなどが特徴です。そこに魅力を感じた人が多数を占めました。ヒロインの主人公に対する恋心が見え隠れするラブコメ的要素も、気になるところだった様子です。
■『勇者ヨシヒコ』シリーズ
・「くだらなすぎるけど、深夜にだらだら見るのにはちょうどよかった」（31歳／学校・教育関連／専門職）
・「チープさを笑いに変えているのがおもしろかった。山田孝之の演技も最高」（28歳／マスコミ・広告／事務系専門職）
・「山田孝之の本気の演技と、ゆるい演出が絶妙だった」（25歳／金融・証券／事務系専門職）
2011年、2012年に放映された『勇者ヨシヒコと魔王の城』および、その続編『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』は、低予算、チープな作風のドラクエ風冒険活劇。主演の山田孝之さんの演技力が光ります。おバカな設定や、随所に見られたパロディ、ギャグなどが好まれていた様子。
■『33分探偵』シリーズ
・「長すぎないし、話もコミカルでおもしろかった」（30歳／情報・IT／技術職）
・「どうでもいい事件について、ムダに時間をかけて犯人をあぶりだす手法がおもしろかった」（26歳／団体・公益法人・官公庁／事務系専門職）
・「こじつけっぽい言い回しが好きでした！」（31歳／アパレル・繊維／事務系専門職）
明らかに事件の真相が解明しているにもかかわらず、堂本剛さん演じる探偵・鞍馬六郎が、放送時間ギリギリまで事件の解決を引きのばすため、無理やりいろんな可能性を推論するというのが基本パターン。推理ドラマのパロディや、いわゆる“楽屋オチ”的ギャグに満ちたところを楽しんでいた人が多くみられました。
＜ゴールデンタイムに進出＆映画化もされました＞
■『TRICK トリック』シリーズ
・「独特な雰囲気とギャグがおもしろかった」（25歳／金融・証券／販売職・サービス系）
・「歌や音の選び方も、映像のつくり込み方も最高です」（29歳／小売店／秘書・アシスタント職）
仲間由紀恵さん演じる売れないマジシャン・山田と、阿部寛さん演じる物理学教授・上田のコンビが不可解な事件の解明に挑む謎解きもの。2014年1月には4作目の映画作品『TRICK 劇場版 ラストステージ』の公開も決定しているなど、すっかりメジャーな作品ですが、これも最初の放送は深夜ドラマでした。ミステリー作品ながらも、独特のコメディ要素と登場人物のキャラ設定が人気の秘訣。次の映画でシリーズ完結編と言われていますが、まだまだ続いてほしいです。
■『LIAR GAME』シリーズ
・「原作から改変されているところも多かったですが、原作既読でもおもしろかった」（25歳／食品・飲料／技術職）
・「ドラマにハマって、漫画を全巻買ってしまった」（28歳／学校・教育関連／クリエイティブ職）
戸田恵梨香さん演じる女子大生が、ひょんなことから1億円獲得を賭けた騙し合いのゲームに巻き込まれてしまうところからはじまる心理サスペンス。2009年に放映されたシーズン2では21時台の放映となり、劇場版も公開されましたね。松田翔太さんのクールな演技に惹かれた人も多いのでは？
＜まだまだあるぞ！ 深夜ドラマ＞
■『まほろ駅前番外地』
・「原作も好きだけどドラマもすごくよかった。キャスティングが最高」（29歳／金融・証券／販売職・サービス系）
三浦しをん著の小説が原作のこの作品。映画化されたあと、ドラマ化されました。
■『エリートヤンキー三郎』
・「主人公の俳優さんがイケメンなのに体を張っていたりして全体的におもしろかった」（30歳／小売店／販売職・サービス系）
現在、ドラマなどで活躍中の俳優・石黒英雄さんのドラマ初出演作でもあるそう。2009年には映画化もされました。
■『孤独のグルメ』シリーズ
・「原作者のコーナーがかわいいし、主演の松重豊が最高」（23歳／情報・IT／技術職）
主人公の井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄ったお店で食事をするグルメ漫画が原作。深夜の時間帯においしそうな料理が多数登場するので、「夜食テロ」番組と呼ばれることも。これまでシーズン1～シーズン3まで放送されています。
全体的には、推理サスペンスやミステリーものが人気でした。なおかつ「ゆるい脱力系の笑い」のある「シュールで独特な世界観」を、本格的な俳優陣が大真面目に演じている、そんな深夜ドラマのウケがいいようです。
就寝前には、恐怖や悲しみの感情を揺さぶられるものより、クスッと笑えるような作品を見て、和やかな気分で眠りにつきたい。そんな心理が働いているのかもしれませんね。
(宇喜田あすく／OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2013年10月にWebアンケート。有効回答数225件（22歳～34歳の働く女性）。
※この記事は2013年10月31日に公開されたものです
