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じゅうたんの汚れにも重曹が効く!? リビングの場所別、掃除法5つ

日々の疲れを癒す家の中心「リビング」をはじめ、汚れを見落としがちな「下駄箱」や「クローゼット」も重曹を使ってお手入れ。今回も、重曹生活のエキスパートである岩尾明子さんがレクチャーしてくれました。

 

リビングは面積の大きい部分を美しく保つのがポイント

 

じゅうたんに何かをこぼしてしまっても、重曹があれば慌てる必要なし。リビングのお掃除法を紹介します。

 

■フローリング

ウッドフロアのお手入れは、香りつきビネガー水を含ませたぞうきんを床拭きモップに取りつけ、フローリングをサーッと一度拭きするだけ。部分的に汚れが気になる場合は、重曹に少しずつ水を加えて湿らせ、そのまま練るとできあがる「重曹ペースト」を塗ると、軽い汚れならまもなくはがれてくるので、そのあとビネガー水をスプレーして、残った水気を拭き取ります。

 

■畳

畳は乾拭きが基本。ふだんは乾拭きし、汚れていたら、固くしぼったぞうきんで水拭きしてキレイにします。このとき、水のしみにならないよう、乾拭きでの仕上げは忘れずに。それでも畳がまだ汚れていたら、ビネガー水で拭き、最後に乾拭きをしましょう。

 

■カーペット・じゅうたん

敷物のニオイや汚れが気になったときは、次の3ステップで解消しましょう。まず、重曹を全体に薄くまいてしばらく置き、掃除機で吸い取ります。次に、カーペットやじゅうたんに目立つ汚れがあるときは、その汚れを覆うように重曹ペーストを塗り、しばらく置きます。最後は、ビネガー水で拭き取ります。

 

■窓ガラス

ビネガー水をスプレーし、柔らかくケバの立っていない布で、拭き取ります。二度拭きの必要はありません。

 

■家具

香りつきビネガー水で拭きます。おだやかな抗菌効果もあるので、子どもがベタベタ触っても安心です。また、目立つ汚れがあるときは、重曹水や重曹ペーストでポイントクリーニングを行います。いずれの場合も、最後に香りつきビネガー水で拭き取ります。ただし、無垢の白木やオイル塗装の家具は、水気を与えたところがシミになることがあるので、必ず目立たないところで試してから使いましょう。

 

クローゼットやゲタ箱のニオイや湿気にも重曹は効果的

 

ふだんは扉を閉め切っているクローゼットやゲタ箱は湿気やニオイがこもりがちに。重曹を使ってのお手入れ法を紹介します。

 

■クローゼット

クローゼット自体のニオイや湿気を取るには重曹がいちばん。紙袋や口の開いた鉢状の入れ物など空気とよく触れる容器に重曹をカップ2杯分くらい入れ、クローゼットの中に置くだけ。紙袋は口を外側に折っておけば、安定感が出てこぼれる心配なし。このとき、ラベンダーやシダーなど、衣類の防カビや防虫に優れた効果を発揮するエッセンシャルオイルをたらしても! 重曹は3カ月をめどに取り替えて。

 

■下駄箱

重曹を盛った、広く口の開いた浅い器を置いておくと、消臭・吸湿に。コツは、各段にそれぞれ重曹をセットすること。こちらもクローゼット同様、取り替えの目安は3カ月。

 

 

→[次ページ] 目からウロコの重曹掃除「応用編」

 

■監修 岩尾明子さん

未来型ナチュラル生活研究家。環境NGOクリーン・プラネット・プロジェクト代表。インターネットや雑誌、テレビなどを通じ、ナチュラルで清潔で楽しい暮らし方についての研究と発表を重ねている。「重曹生活のススメ」、「手作り洗剤レシピ 重曹・酢・石けん」、「いそがしい人のための重曹生活」など、著書も多数
http://www.cleanplanet.info/

 

※この記事は2013年10月22日に公開されたものです

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