誤った記憶を埋め込むのは簡単。その方法は?「キーワードを自信たっぷりに伝える」

人間の記憶というものは、実にあやふやなものです。だから「こうだったよ」と強く断定されてしまうと、あぁそうだったかもななどと思い込んでしまったりします。この心理について詳しく調べてみました。
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相手に間違った事実を植え付けることは難しいことではない
人間は、その日にあった出来事の95%以上を忘れてしまうといいます。そのため、自分ではしっかり覚えているつもりでも、人から強く否定されるとそっちのほうが正しかったかも?と思ってしまうことがよくあります。
これを悪用して悪いことを企む人がたくさんいるので要注意。重要な決め事や、金銭が絡むことなどは、必ず証書を残したり、ボイスレコーダーで会話を録音するなどしておきましょう。
記憶のすり替え実験
アリゾナ大学の心理学者であるブレイナード・レイナが、学生相手に興味深い実験をしました。まず、学生たちに60の単語を記憶させ、次に覚えさせたものとは違う単語を示し「さっき覚えたのはこれだったよね?」と断定口調で言ったところ、学生がそうだとうなずいたというものです。
さらにその一週間後、同じ学生たちにテストを行ったところ、後から信じ込ませた間違った記憶のほうをよく覚えていたということです。人間の記憶をすり替えることなどいかに簡単かということがよく分かりますね。
心に埋め込みたいフレーズは自信たっぷりに伝える
人ははっきりと断定口調で言われるとストンと納得してしまうところがあります。この心理を利用して、相手の心に埋め込みたいフレーズは自信を持って堂々と伝えるようにしましょう。たとえそれが事実とは違っていたとしても、相手は「あぁそうか」と思わずうなずいてしまうはずです。
これはビジネスや恋愛など、あらゆる場面で使える手法です。例えば売り込みたい商品をちょっと大げさに褒めてみる。気になっている男性に自分たちはお似合いなんだと思い込ませる。そんな風に使えるのでぜひ試してみてください。
※この記事は2013年09月26日に公開されたものです