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間接的に相手をコントロールする方法とは?「Aさんを怒りたい時はBさんを怒る」

人はなかなか思う通りには動いてくれないもの。仕事でミスばかり繰り返す部下に何度注意しても効き目がない、反省の態度もみられない、こんなことで悩んでいる人も多いのでは?どうすれば相手をうまくコントロールできるのでしょうか?

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間接暗示話法

面と向かって注意されるとむくれてしまうタイプの人は、自分が悪いと分かっていても、プライドが邪魔してなかなか素直に注意を聞き入れることができません。こんなときは、関係のない第三者を利用して間接的に注意を促すと効果的です。

たとえば、同じ職場にAさんとBさんという部下がいたとします。本当はAさんに注意を促したいのだけれどAさんは直接注意するとへそを曲げてしまうという場合は、Bさんに向かってAさんにも聞こえるように注意をするのです。

そうすると、Aさんは自分が直接言われたわけではないので「あぁ、このことに気をつけなければいけないんだな」と心に余裕を持って注意を受け入れることができるのです。

長嶋茂雄さんもよく怒られていた

ミスター・プロ野球の長嶋茂雄さんは、現役時代、川上監督によく怒られていたといいます。これは、皆の尊敬を集める長嶋茂雄さんをわざと怒ることで、他の選手たちに「あの長嶋さんでも怒られるんだから、自分はもっと頑張らなくてはいけない」と思わせるためだったようです。

実際、その効果は抜群で「常勝巨人軍」と呼ばれ、巨人軍は長いこと野球界の王座を手にしていました。これは怒られ役が細かいことを気にしない長嶋茂雄さんだったからこそ使えた手法で「なんで俺ばっかり怒られなくてはいけないんだ」と思ってしまうタイプの人を怒られ役にするのは少々危険が伴う難しいやり方です。

直接怒られた人には必ずフォローをしておく

怒られた人は、自信をなくして落ち込みがちです。また、皆の見ている前で怒られたときには恥ずかしさでいたたまれなくなっているかもしれません。これをそのまま放置しておくと「先輩は自分のことが嫌いなのだ」「自分は本当にダメな奴だ」とよくない方向に思い込んでしまいます。

直接誰かを怒ったときは、後から必ずフォローを入れておきましょう。たとえば、わざと他の皆がいるところで「この子はいつも頑張ってるからね」と褒めてみたりすると、怒られてしょげていた本人も元気を取り戻すことができます。

※この記事は2013年09月26日に公開されたものです

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