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がんばる人の役に立ちたい! 働くママが全力で取り組む「メンタルヘルスサービス」って?

◆クリエイティブ業界で働く人のメンタルと向き合う、その思いとは……

高川さんが勤務するイマジカデジタルスケープは、Webやゲーム、映像などクリエイティブ業界への人材派遣・紹介を主に行っています。派遣スタッフに向けてのトレーニングなどの業務を行っていた高川さんに、当時の上司から「メンタルヘルスに関してのサービスを考えてみないか」という声がかかったのは2004年のころ。大学で心理学を学んでいた高川さんを見込んでのことでした。

「メンタルヘルスの問題は事前予防が大切です」と高川さん

「当時、ストレス社会ということが言われはじめていました。特に、私が働いている会社が派遣を行うWebやCGデザイナーなどのクリエイティブ系や、プログラマーやSEなどのIT系の仕事は、どうしてもひとりで作業をしてものを作り上げることが多く、メンタルヘルスの問題をより抱えやすいのではないかという懸念がありました」

高川さんは、うつ病などの予防に効果的と言われる“EAP”という従業員支援プログラムの導入の提案、カウンセリングの仕組みづくりなどの取り組みを行ってきました。結婚・出産・職場復帰をしてからも、メンタル面からの従業員支援に力を入れています。メンタルヘルスに関する取り組みに力を入れる理由のひとつを、高川さんはこう話します。

「私も妊娠・出産をするまでは、帰宅が遅く、休日は疲れてずっと寝ていて……という生活をしていたことがありました。仕事にやりがいを感じていたけれど、忙しい日が続くと、疲労は知らないうちにたまります。自分はうつ病になることはなかったけれど、仕事をがんばっていたからこそ、がんばろうと思う人の気持ちがわかります。だから、がんばっているのに病気になってしまう……という結果は避けたい。少しでもがんばる人の役に立てればと思っています」

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