旅行しながら贅沢三昧! ゴージャスな気分を味わえる豪華列車の旅
一度でいいから、最高にぜいたくな旅行をしてみたい!! そんな女子におススメしたいのが、豪華列車の旅です。のんびり過ぎゆく時間、くつろぎの空間、豪勢な食事……。すべてのものが優雅な気持ちにさせてくれるでしょう。
【電車の中でおでん? 変だけど楽しいローカル線自慢】
日本国内でもトワイライトエクスプレスやカシオペアといった豪華列車は、なかなか予約がとれないほどの人気。世界に目を向ければ、さらにラグジュアリーな列車があなたの乗車を待っています。
オリエント急行/ヨーロッパ
ヨーロッパで鉄道旅行が全盛を迎えた20世紀初頭、世界の列車の頂点に君臨したのがオリエント急行。空の旅が主流になると一時衰退しましたが、時代のニーズに合わせた豪華列車として復活しました。
古きよき時代を忠実に再現した「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)」は、代表的なロンドン-パリ-ベネチア線をはじめ、アガサ・クリスティーの有名な小説『オリエント急行の殺人』の舞台となったパリ-イスタンブール特別運行ルートなど、ヨーロッパの主要都市を走ります。まさしく憧れの豪華列車ですね。
●エンパイア・ビルダー/アメリカ
アメリカの鉄道事業に貢献したジェームズ・ジェローム・ヒルのニックネーム「エンパイア・ビルダー(帝国建設者)」をその名にいただく、代表的な大陸横断鉄道。
西海岸のシアトル/ポートランドから東部のシカゴまで、約3,500kmを2泊3日で走り抜けます。豪華列車というほど凝った内装ではないけれど、ゆったりとダイナミックな旅を味わうにはいいかもしれません。
●ハイラム・ビンガム/ペルー
アンデス山脈の高地(標高3,600m)に位置する都市クスコと世界遺産マチュピチュを結ぶ豪華列車です。この列車の名は、マチュピチュ遺跡を発見したアメリカ人探検家ハイラム・ビンガムにちなんで命名されています。
列車の料金には、車内の食事やワインはもちろんのこと、遺跡の入場料からガイド料まで含まれていて、まさに至れり尽くせり。インカ帝国の歴史を思う存分堪能できますよ。
●ブルートレイン/南アフリカ
ギネスブックも認めた“世界一”の豪華列車。首都プレトリアから第2の都市ケープタウンまでの約1,600kmを1泊2日で結びます。
「ブルートレイン」の名は、ヨーロッパ貴族が好んだロイヤルブルーと、青く輝く地中海に由来しているとか。ゴージャスな空間とスタッフのきめこまやかなサービスで、すてきな旅が満喫できそうです。
●マハラジャ・エクスプレス/インド
広大な土地に62,000km超の路線網を張りめぐらせているインドは、世界屈指の鉄道大国。そのすべてが国有(インド鉄道)で、観光列車にも力を入れています。
中でも「マハラジャ・エクスプレス」は、“動く高級ホテル”と称されるほど。これぞインドが世界に誇る豪華列車といえるでしょう。さすがに大王の名を冠しているだけのことはありますね。
●エル・トランスカンタブリコ/スペイン
中世の王国の首都レオンとキリスト教の巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラを結ぶ豪華列車です。ビスケー湾のリアス式海岸に沿って、歴史と自然に彩られたスペイン北部をゆったりとめぐります。
●イースタン&オリエンタル・エクスプレス/東南アジア
マレー半島を縦断し、シンガポール、マレーシア、タイを結びます。ヨーロッパの人々を魅了したオリエント急行のサービスが、東南アジアでも体験できるとあって大人気。エキゾチックな気分を味わいたい人にはオススメ!
日本の豪華列車だって負けてはいません。日本最長距離(大阪-札幌間の約1,500km)を走る「トワイライトエクスプレス」は、切符が発売されてもすぐに完売してしまうほど。
豪華な車内、車窓いっぱいに広がる絶景、それらを眺めながらのディナーは至福のとき。そんな豪華列車に乗ったら、長旅も一瞬に感じてしまうかもしれませんね。
(文・OFFICE-SANGA 丸田十五)
※この記事は2013年09月09日に公開されたものです