お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

お金が「貯まる財布」と「貯まらない財布」のちがいって?

花輪陽子

花輪 たとえば、「入れっぱなしのプリクラ」のような、お金に関係のないアイテムが少ないこと。その一方で現金がしっかり入っているのが特徴です。ただし、小銭の量が多すぎないのもポイントです。小銭があるのにお札を崩すのは、財布の中身を把握できていない現れ。こうした生活をしている人は結果的に、浪費しやすくなってしまうんです。

編集部 財布の使い方ひとつにも、その人のお金に対する価値観が反映されているんですね。「お金が貯まる財布」をつくるには、まず何から手をつければ……?

花輪 まず、お金に関係ないアイテムは積極的にリストラしましょう。たとえば、診察券。月1回以上通っている病院のものなら、財布に入れっぱなしにしてもいいかもしれませんが、頻度が少ないようなら普段は自宅に保管するのがオススメです。

編集部 なるほど! では、キャッシュカードやクレジットカードはどうでしょうか。

花輪 これらのカードもポイントカード同様、“消費”を促すアイテムです。「キャッシュカードは1枚、クレジットカードは2枚まで」と決めて、よく使うものを厳選して持ち歩くといいですね。

編集部 ギフト券や商品券はどうでしょうか?

花輪 使い忘れないように財布に入れて持ち歩くのはいいアイデアです。ただ、持ち歩くだけではNG。ギフト券や商品券には有効期限が設定されていることも少なくありません。チャンスがあれば、現金より優先して積極的に使うのがオススメ。そうすれば、有効期限切れでムダにしてしまうのを防げますよ。

ポイントカードは「一軍」「二軍」を決めて

ポイントカードやレシートでパンパンになった財布は、お金が貯まらない原因に。ときどき財布の中身を大掃除し、使わないものは処分しましょう。また、使う頻度を基準に「一軍」「二軍」を決め、財布に入れて持ち歩くのは一軍のみ。二軍は自宅で保管し、必要なときだけ持っていくようにするのがオススメです。財布の中身が整理されると、お金の出し入れも把握しやすくなって、自然とムダ遣いが減ります。(花輪陽子)

※この記事は2013年09月03日に公開されたものです

花輪陽子

ファイナンシャル・プランナー。OL時代は借金200万円の“貯まらん女”だったが、2009年に「夫婦同時失業」を経験し、ファイナンシャル・プランナーに転身。『夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本』(PHP研究所)、『大増税時代を生き抜く共働きラクラク家計術』(朝日新聞出版)、『貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88』(マガジンハウス)、『貯金ゼロ 借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)など著書多数。 http://yokohanawa.com/

この著者の記事一覧 

SHARE