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目上の人へのNGな言葉使いマナー「おやりになりますか?はNG」「上司を褒めるのはNG」

目上の人への敬意を表すことは、円滑な人間関係を築くために重要なこと。その手段として、最もわかりやすいのが「敬語」です。

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「私は大丈夫!丁寧に話しているから」と思ったあなた。敬語は奥が深いものです。自分が知らないうちに、失礼な言葉づかいをしているのかも……?と、あてはまる点がないか、チェックしてみてください。

「了解しました」はNG

こちらもつい使ってしまいそうな言葉ですが、目上の人に対して使うのはNG。「了解」は目上の方の「許可」を表す言葉です。

「どうしてお前の許可がいるんだ!」と思われても仕方がありません。正しい言葉遣いは「分かりました」、「承知しました」です。つい使ってしまいがちな言葉だからこそ、実際に何度か言葉にして覚えるのがおすすめです。

「さすがですね」はNG

上司の行動に「すごい!」と思った時、口に出してしまいそうなのが「褒め言葉」です。「さすがです」のほかにも「お上手」、「感心しました」など……。

丁寧な印象の褒め言葉として、使いやすそう。しかし、ここに落とし穴が。実は「上司を褒める」こと自体がNGなのです。褒めるということは、評価をするということ。これも本来は、目上の人から目下の人にすることなのです。

では、上司に自分の気持ちを伝えるときにはどうしたら良いのでしょうか。「褒める」のではなく、「ありがとうございます」、「勉強になります」などの言葉で「感謝」や「尊敬」の気持ちを伝えましょう。

「おできになりますか?」、「おやりになりますか?」はNG

目上の人に対し、「できる、できない」を聞くのは失礼にあたります。しかし、「相手が○○をできるのかどうか」を知りたい場面というものは、実際にあるものです。こうした時にはどのように言えばよいのでしょうか。

「できる」、「できない」を聞くのが駄目ならば「やる」、「やらない」を聞きましょう。こちらは経験や事実を確認する言葉なので、失礼にはあたりません。

そこで、つい使いたくなるのが「○○をおやりになりますか?」という言葉。これならば!と思ってしまいそうですが、実は、これもNGです。「やる」は「する」のくだけた表現で、敬語ではありません。正解は「○○はなさいますか?」という表現。聞いてみると納得!ですね。

まとめ

実に奥が深い敬語を、すぐに完ぺきにマスターするのは難しいもの。しかし、社会人経験が長くなればなるほどに、「当たり前のスキル」となっていきます。

自分で勉強することはもちろんですが、先輩や上司に間違いを指摘された時には、素直にそれを受け入れる姿勢も大切です。学ぶ姿勢を大切にして、生きた「敬語」を学ぶのがおすすめです。

※この記事は2013年07月31日に公開されたものです

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