産後2カ月で現場復帰! 仕事も子育てもハッピーな理由は!?
「医師の先生方に育ててもらった」真摯な姿勢で信頼を築く
今回の働くママは、「出産前までは仕事に120%の力を注いでいた」と話す鈴木いつみさん。
それだけに、出産後のワークライフバランスに不安を感じることもあったと言います。現在、製薬会社のMR(医薬情報担当者)として、2歳の女の子の母として、忙しい毎日を過ごす鈴木さんのハッピーバランスとは? まずはMRの仕事を志望した理由をお聞きしましょう。
「在学中に知的障害者の学習支援を行うNPO法人を立ち上げるなど、人に貢献できるような仕事がしたいという気持ちがずっとありました。医療系の大学を卒業したこともあり、就職活動をする中でMRという仕事に出会って、自分が目指す仕事だと感じたんです」
医師に適正な薬剤や医療情報を届けるMRの仕事。大学を卒業したばかりの新社会人がベテラン医師と対等に話さなければいけないのは、大変だったのでは?
「もちろん最初は緊張しました。ただ、対等に話すというよりも、私は先生たちに育てていただいたという気持ちが強いです。人として、社会人として、MRとして、教えていただきながら、こちらも情報提供をさせていただいたと思っています」
臆することなく真摯な気持ちで接することで、信頼を築いていったんですね。入社から3年を機に、ドイツに本社を置くメルクセローノの日本法人に同じくMRとして転職したそうです。次ページでは転職した理由を伺います。