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15年間も付き合って別の道を……演じた坂井真紀さんの本音は?

年を重ねることは、
豊かになることだと思うから……

 

20代から30代になったころについて「一番つらかった」と振り返る坂井さん。

「苦しかったです(笑)。どう越えたらいいのかわからなくて。だけど、ふと30代になったら楽になって。そのときに立ち止まって考えることは当たり前だし、それをちゃんとしないといけないと思っているんです。絶対悩んだほうがいい。考えないほうがダメだと思う。だから、これから30代を迎える方々には、一歩進んだら楽しいよ、とすごく言いたいですね。年を重ねるって決して怖いことでもないし、後退していくことでもなくて、豊かになっていくものだと思うから。人とのかかわりを大切にするようにもなりますね。家族であったり、仕事のスタッフであったり、友人であったり。それが大人になるっていうことなのかな、なんて思ったり。といっても、私自身、いまも毎日新しいことにぶつかって、テンパっています(笑)。毎日、毎日が新鮮です」

 

  • (C) Jinsei Film Syndicate

『その後のふたり』
(配給:アップリンク)

 

15年もの間、公私をともにしてきた映画監督、純哉(辻仁成)と七海(坂井真紀)は、創作上の意見の食い違いから交際に終止符を打った。七海は東京に残り、純哉は新天地を求めてパリへ。七海は「別れたカップルのその後を追う」ドキュメンタリー制作を提案し、2人はそれぞれの「その後」を映像レターにして互いへ送り合う。新しい出会い、創作について、人生について、それぞれが模索する日々を季節の移り変わりとともに追いながら、物語は2人の再生への過程を描いていく。パリと日本の風景を丹念にとらえた映像の美しさは圧倒的! 監督・主演の辻さんが、映画をもとにもうひとつの世界を綴った小説『その後のふたり』(辻仁成 著/1月22日発売/河出書房新社刊)にも注目。

●2月9日(土)より、渋谷アップリンクほか全国順次公開

▼『その後のふたり』公式サイト
http://paristokyopaysage.com/sonogonofutari/

※この記事は2013年01月18日に公開されたものです

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