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15年間も付き合って別の道を……演じた坂井真紀さんの本音は?

出演の決め手は、辻仁成さんの「少年力」

 

パリを拠点に活躍する辻仁成さんが監督・出演する映画『その後のふたり』は、15年間公私をともに過ごしてきた映画監督のカップル、純哉と七海の物語。破局後、パリと東京で新しい生活をスタートさせた2人が交わす映像の往復書簡として構成される同作で、坂井真紀さんは東京に残り、ドキュメンタリー映画監督として、女性として模索する七海を演じています。

坂井さんはもともと、共通の知人を通して知り合った辻さんから、自主映画を撮りたいともちかけられ、出演が実現しました。決め手は「辻さんの少年力(笑)。それが一番大きいですよね。辻さんから少年のように『これやりたいんだよ。真紀ちゃん、やってほしいんだ』と真っすぐな眼差しで言われると(笑)。本当に、やりたいことを実現するための労力を惜しまない。そこにみんなが魅了されるんだと思います」と語ります。

映画の中で、15年間も付き合ってきたカップルが意見の食い違いから別々の道を進むことを決断、遠く離れて暮らしながらもつながりを保ち続ける関係について「わからなくはないです」と坂井さんは言います。

「いつもそばにいた人がいなくなるっていうことは、片腕をもぎ取られたような感じ。十何年も付き合った経験はないけれども、時間に関係なく、そういう感覚はありますよね」

 

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