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働く女子が、2013年のうちにお金の使い方を見直すべき理由とは?

花輪陽子

花輪 まず、クレジットカードの「リボ払い」はやらないと決めたいですね。リボ払いは借金のようなもの。しかも、元本とその利息に対して利息がつくので、借金が雪だるま式に増えてしまいます。

編集部 ぶきさんは、引き落とし額が大きいときにリボ払いを活用し、ムリなく支払うようにしているそうですが……。

花輪 一見、支払いにムリがなさそうに見えるのがくせものなんです。「リボ払い」とは、あらかじめ設定した一定額(月5,000円など)を返済していく方法。あれこれ買っても、最低返済額だけ払わなくてもよいので、月々の支払いは確かにラクかもしれません。でも、元金がなかなか減らず、利息も年率15%など非常に高いのが特徴。インターネットなどで気軽にリボ払いに変更できてしまうので、残高が把握しにくい点も要注意です。

編集部 自分でも気づかないうちに、リボ払いの総額がふくれあがっているということになりそうです……!

花輪 実は私も、リボ払いの残債が200万円近くまで膨らみ、カード破産しそうになった経験があります。リボ払いにするくらいなら、分割で2回払いにするか、ボーナス払いにしたほうがよほどマシです。分割払いで手数料がかかるのは3回払いからですし、ボーナス払いにも手数料はかかりません。しかも、分割払いのほうが自分が支払うべきお金の全体像をつかみやすいんです。

編集部 すでにリボ払いをしている場合は、ひとまずリボの返済が先決ですか?

花輪 そうですね。時間の経過とともに利息が増えていくので、一刻を争います。残債がいくらあるのかを調べて、返済計画を立てることをオススメします。

ごほうび支出と保険料が多め。支出をチェックし「必要なもの」の基準の見直しを!

リボ払いにしないと支払えないほどクレジットカードで買い物をしてしまうのは黄信号です。美容費と被服費、交際・レジャー費の合計額が5万5,000円と、手取り収入に対する割合が多めの“ごほうび支出”から見直しも。また、月々3万円の保険料はシングル女性としては破格の金額。これらを見直せば、最小限のストレスで天引き貯蓄額を増やせるはずです。(花輪陽子)

※この記事は2013年01月08日に公開されたものです

花輪陽子

ファイナンシャル・プランナー。OL時代は借金200万円の“貯まらん女”だったが、2009年に「夫婦同時失業」を経験し、ファイナンシャル・プランナーに転身。『夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本』(PHP研究所)、『大増税時代を生き抜く共働きラクラク家計術』(朝日新聞出版)、『貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88』(マガジンハウス)、『貯金ゼロ 借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)など著書多数。 http://yokohanawa.com/

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